米外為市場サマリー:米金利低下が影響し一時142円70銭台に軟化
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14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円06銭前後と前週末と比べて50銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円35銭前後と同70銭弱のユーロ安・円高だった。 米税関・国境取締局(CBP)が11日に相互関税の対象から電子関連製品を除外すると発表し、ラトニック米商務長官が13日に別の関税枠に当てはめることを明らかにしたことで関税緩和への期待が広がった。NYダウをはじめ米主要株価指数の上昇がドルの支援材料となり、ドル円相場は一時144円08銭まで上伸した。ただ、トランプ米政権による通商政策に不透明感が根強いことからドル買いは続かず。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が講演で「FRBは景気後退(リセッション)を回避するために利下げを実施する可能性がある」との考えを示したことなどを背景に、米長期金利が低下したこともドルの重荷で142円78銭まで軟化する場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1351ドル前後と前週末に比べて0.0004ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS