ツルハHDが大幅高で5連騰、イオンによるTOB価格に英運用会社が反対と伝わる◇
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ツルハホールディングス<3391.T>が大幅高で5連騰。年初来高値を更新した。イオン<8267.T>が前週末11日の取引終了後、ツルハホールディングス<3391.T>の連結子会社化に向け、TOB(株式公開買い付け)を開始する予定だと発表した。イオンは野村証券が保有するツルハHD株を取得し、更にツルハHDとイオン傘下のウエルシアホールディングス<3141.T>を経営統合した後に、ツルハHDに対しTOBを実施する。買付価格は1株1万1400円。これに関連し、日本経済新聞電子版は13日、「ドラッグストア2位のツルハホールディングス(HD)株を約10%保有する英系運用会社のオービス・インベストメンツが、イオン傘下でドラッグストア首位のウエルシアホールディングスとの経営統合案に反対していることが13日、わかった」と報じた。買収価格がツルハHDを著しく過小評価していると判断したという。週明け14日のツルハHDの株価はイオンによるTOB価格を上回って推移。TOB価格が引き上げられるとの思惑も加わって、買いが集まったようだ。イオンによるツルハHDへのTOBは12月上旬をメドに開始する方針。ツルハHDの上場は維持する。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS