アバンティア、今期経常を45%下方修正
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AVANTIA <8904> [東証S] が4月11日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年8月期の連結経常利益を従来予想の20億円→11億円(前期は9.1億円)に45.0%下方修正し、増益率が2.2倍→19.7%増に縮小する見通しとなった。 同時に、9-2月期(上期)の連結経常損益も従来予想の0.4億円の黒字→2.4億円の赤字(前年同期はトントン)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当初、戸建住宅市場は2024年8月期下期をボトムとして徐々に回復に転じ、主力の中部圏においても他地域に遅れながらも上期後半には回復に転じる想定でおりました。しかし、愛知県の市中在庫が過剰な状況が長期化する中、他地域以上に第一次取得者層のマインドが下押しを続け、当上期後半にようやく底打ちが見え始めました。 上記を背景として、戸建住宅事業の販売件数が当初の計画を118件下回ることとなり、セグメント売上高、利益ともに第2四半期(中間期)の業績予想を下回る見通しとなりました。 足元の事業環境、とりわけ愛知県を中心とする戸建住宅市場の実需のマインドは徐々に回復に転じ始めておりますが、当初の想定より遅れて回復していく見通しに変更しております。そのため、下期の戸建住宅事業の販売件数は当初の計画を下回る見込みとなり、セグメント売上高、営業利益ともに下期計画を下回る見通しとなりました。一方、富裕層を中心とする不動産投資需要は引き続き旺盛であり、投資用不動産の売買を中心とする不動産流通事業は、当初計画に準じて進捗する見通しを持っております。また、下期に竣工、引渡しが集中する予定のマンション事業と一般請負工事事業についても、上期の受注は順調に進んでおります。 これらの事業環境を踏まえ、実需を中心とした戸建住宅事業における下期のセグメント売上高および利益はそれぞれ当初計画を下回る一方、その他の各セグメントについてはおおむね当初の計画通り進捗する見込みで、中間期の業績を踏まえつつ、通期業績予想を上記の通り修正いたします。