ミニストップ、前期最終を赤字拡大に下方修正

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決算

 ミニストップ <9946> [東証P] が4月8日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年2月期の連結最終損益を従来予想の25億円の赤字→67.7億円の赤字(前の期は4.6億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結最終損益も従来予想の18.1億円の赤字→60.9億円の赤字(前年同期は10.7億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 【国内事業】 業績予想につきまして、2025年1月10日の連結業績予想公表時においては、価格訴求を含め変化するお客さまの消費行動に対応するMD対策と、人財対策をはじめとした直営店の再生を柱に、客数、売上及び、利益率を改善する計画を立てておりました。 第4四半期における既存店1店1日あたりの客数は前年比101.4%、売上は前年比102.0%と回復傾向にあるものの、以下の理由により利益計画を下回りました。 ・計画利益率の未達 ・直営店再生の遅れ 第3四半期の環境変化と実績を見据え、売上は当初計画より2%下方修正すると同時に、利益率については全商品の仕入れと売価の見直しを行い、利益率を確保する計画を立てておりました。しかしながら、想定を超える原材料費の高騰に加え、販売構成が価格訴求型商品に集中したことにより計画差が発生しました。 直営店におきましては、当初計画差で最大40店舗の超過状態から、年度末には計画差10店超過まで改善する一方、人財対策の不足による質的低下をカバーできず、利益計画差が発生しました。【海外事業】 ・物流センタートラブルによるマイナス影響 海外事業では10月度に物流センタートラブルが発生、一時店頭の商品供給が止まる等、配送およびシステム補足の正常化までに3カ月を要し、計画差が発生しました。 結果、営業利益において、前回公表の連結業績予想および個別前期実績を下回る見込みとなりました。また、本日公表の「特別損失の計上に関するお知らせ」に記載の特別損失を計上することにより、当期純利益は前回公表の連結業績予想および個別前期実績を下回る見込みとなりました。 なお、配当予想については、変更ございません。

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