外為サマリー:147円60銭台で推移、米関税政策巡り神経質な展開が続く

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為替

 8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=147円61銭前後と前日午後5時時点に比べ1円82銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=161円89銭前後と同1円50銭程度のユーロ高・円安で推移している。

 米長期金利が米国時間7日に上昇したことを受け、日米金利差が拡大に向かうとの見方からドル買い・円売りの流れとなった。日本時間8日朝方には一時1ドル=148円10銭まで上昇した。もっとも米国の関税政策に関しては、投資家の警戒感が強く神経質な展開が続いた。日米両国の関税交渉で、米国側はベッセント財務長官が交渉の主導役となることが明らかとなった。交渉では通貨問題も取り上げられる見通し。今後、円安の是正に向けて日銀が追加利上げに向けた圧力を受けるようになるとの思惑が広がった。ドル円は朝方の上昇一服後はジリ安歩調となり、正午前には147円20銭台までドル売り・円買いが進んだ。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0968ドル前後と同0.0033ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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