4日の米株式市場の概況、NYダウ2231ドル安で下げ幅史上3番目 中国が報復措置
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4日の米株式市場では、NYダウが前日比2231.07ドル安の3万8314.86ドルと大幅続落した。下げ幅として史上3番目の大きさとなり、4万ドルの大台を割り込んだ。トランプ米政権の相互関税に対し、中国が米国からの輸入品に対する追加関税を発表した。マーケットが大荒れとなるなか、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で利下げを急がない姿勢を示したことも、株売りを促す要因となった。日本時間7日朝の時間外取引で米株価指数先物は一段と水準を切り下げている。 JPモルガン・チェース<JPM>やゴールドマン・サックス・グループ<GS>など金融株が急落。シェブロン<CVX>やボーイング<BA>、インテル<INTC>が大幅安となった。一方、ナイキ<NKE>が反発。ギャップ<GAP>が買われ、ロケット・カンパニーズ<RKT>が急伸した。 ナスダック総合株価指数は962.819ポイント安の1万5587.786と大幅続落した。テスラ<TSLA>やエヌビディア<NVDA>、アップル<AAPL>が大きく株価水準を切り下げ、メタ・プラットフォームズ<META>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が下値を探った。半面、ルルレモン・アスレティカ<LULU>とマイクロストラテジー<MSTR>が上伸。サンガモ・セラピューティクス<SGMO>が堅調に推移した。 出所:MINKABU PRESS