外為サマリー:一時146円40銭台に下げ渋るも戻り限定的

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為替

 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円96銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円30銭弱のドル安・円高となっている。

 3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円06銭前後と前日に比べ3円20銭強のドル安・円高で取引を終えた。トランプ米大統領による相互関税の詳細発表を受けてリスク回避の動きが強まり、一時145円20銭と約6カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。

 景気停滞とインフレが同時に起こる「スタグフレーション」への警戒感が高まるなか、この日の東京市場のドル円相場も軟調にスタートした。値ごろ感による押し目買いで午前9時10分ごろには146円41銭まで下げ渋る場面もあったが、日経平均株価が大幅に続落するなど投資家心理が冷え込んでいることから戻りは限定的。「トランプ米大統領は3日、仮に他国・地域が何か驚くべきものを提示することができれば、関税引き下げにオープンであると語った」ことが伝えられているが、交渉に不透明感があることから材料視するまでには至っていない。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1060ドル前後と前日に比べて0.0090ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=161円44銭前後と同10銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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