3日の米株式市場の概況、NYダウ1679ドル安 相互関税でリスクオフ

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 3日の米株式市場では、NYダウが前日比1679.39ドル安の4万0545.93ドルと大幅反落した。下げ幅はコロナ禍の2020年6月以来の大きさとなった。トランプ米大統領が相互関税の発動を発表し、米国の景気減速懸念が強まり、運用リスクを回避する目的の売りが膨らんだ。関税がサプライチェーンに混乱をもたらすとの見方が広がり、ハイテク関連株が大きく株価水準を切り下げ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は10%近く下落した。小売株や金融株の下げもきつい。
 
 ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やJPモルガン・チェース<JPM>、シティグループ<C>のほか、ナイキ<NKE>やボーイング<BA>、ウォルト・ディズニー<DIS>が急落。デッカーズ・アウトドア<DECK>やRH<RH>、リフト<LYFT>が安い。一方、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、コカ・コーラ<KO>がしっかり。プロクター・アンド・ギャンブル<PG>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、マクドナルド<MCD>が買われ、ラム・ウェストン・ホールディングス<LW>が急伸した。

 ナスダック総合株価指数は1050.441ポイント安の1万6550.605と3日ぶり大幅反落。アップル<AAPL>やエヌビディア<NVDA>、メタ・プラットフォームズ<META>が大幅安。アマゾン・ドット・コム<AMZN>やテスラ<TSLA>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が大きく値を下げ、ルルレモン・アスレティカ<LULU>が下値を探ったほか、マイクロン・テクノロジー<MU>やクアルコム<QCOM>、ブロードコム<AVGO>が急落した。半面、インテル<INTC>やペプシコ<PEP>が堅調だった。

出所:MINKABU PRESS

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