話題株ピックアップ【夕刊】(3):AIストーム、キムラタン、ザッパラス
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■AIストーム <3719> 225円 +16 円 (+7.7%) 本日終値 AIストーム<3719>が後場急伸。同社はきょう正午ごろ、3カ年の中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる27年12月期通期の単独営業利益目標を12億円(25年12月期予想は1億7000万円)としていることが評価されたようだ。27年12月期の単独売上高目標は80億円(同16億円)に設定。現在のERP(基幹業務システム)を軸としたビジネスモデルから人工知能(AI)を核とした事業体に変貌を遂げることを基本方針に掲げている。 ■キムラタン <8107> 52円 +3 円 (+6.1%) 本日終値 キムラタン<8107>が反発。同社は3月31日取引終了後、ウェアラブル事業に関してミツフジ(京都府精華町)と資本・業務提携したと発表しており、これが材料視されたようだ。この提携は、ミツフジが高齢者を対象とした深部体温変化のアルゴリズムの研究・開発とアルゴリズムを搭載した猛暑リスクの軽減につながる製品の企画・開発・生産を行い、同社がこの製品の5年間の独占販売権及び一次卸販売権に基づき販売するもの。なお、同社はミツフジが発行する新株式の一部を引き受け、5000万円を出資する。 ■ザッパラス <3770> 376円 +21 円 (+5.9%) 本日終値 ザッパラス<3770>が反発し年初来高値を更新した。3月31日の取引終了後、4月1日朝の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で上限を300万株(発行済み株数の25.24%)、または10億6500万円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。株主還元及び資本効率の向上を目的としており、取得した全自社株は4月11日付で消却する。なお、1日朝のToSTNeT-3において、うち291万2000株を取得した。同時に、米国子会社が運営する「Tarot.com」などの海外占いサービスを譲渡したと発表した。国内占いサービスに経営資源を集中するのが狙いで、譲渡価額は非開示。なお、25年4月期業績への影響は軽微としている。 ■すららネット <3998> 362円 +17 円 (+4.9%) 本日終値 すららネット<3998>が堅調推移。同社はきょう、経済産業省の令和6年度補正予算「地域未来人材育成支援民間サービス等利活用促進事業費補助金(通称:校務改革支援補助金2025)」の事業者として採択されたと発表。これにより、全国の教育委員会・小中高校は、同補助金を活用して「すららネット」のICT教材を無償で導入することが可能になるといい、これが買い手掛かりとなったようだ。 ■MrMax <8203> 685円 +23 円 (+3.5%) 本日終値 ミスターマックス・ホールディングス<8203>が後場終盤になって急上昇。午後3時ごろ、集計中の25年2月期連結業績について、売上高が従来予想の1320億円から1365億円(前の期比5.3%増)へ、営業利益が33億円から38億円(同25.8%増)へ、純利益が22億円から24億7000万円(同1.1%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。節約志向の高まりで価格訴求を行った洗剤や食品などの売り上げが好調に推移したことが要因としている。また、業績上振れに伴い、期末一括配当予想を20円から23円へ引き上げた。 ■スタメン <4019> 875円 +21 円 (+2.5%) 本日終値 スタメン<4019>が4日ぶりに反発。この日、従業員の定着率向上や情報共有の促進などを実現するエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG(ツナグ)」をウィザス<9696>が採用したと発表しており、好材料視された。ウィザスではグループ社員数が1000人を超え、教場・事業所の数も全国に200カ所を超える事業規模になったことから、グループ理念の浸透を含めタイムリーな情報共有の課題を抱えていたという。その課題解消として「TUNAG」が持つ組織のビジョンやミッションを全社員に浸透させるための機能を活用。また、社内コミュニケーションを円滑にするための機能活用により、各カンパニー・個社間でのリアルタイムでのメッセージングや部門間のコラボレーションの実現を図るとしている。 ■Fインタ <7050> 2,069円 +47 円 (+2.3%) 本日終値 フロンティアインターナショナル<7050>が反発。3月31日の取引終了後、デジタルマーケティング支援事業を手掛けるヴァンクラフト(東京都港区)の株式の90%を4月30日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。ヴァンクラフトは、コンセプトメイクからアウトプットまでを、デジタルを中心としたプロモーションやグラフィック、映像、キャンペーンサイト、ECサイトなどさまざまな手法を用いてクライアントの課題を解決するデジタルマーケティング支援事業を展開しており、Fインタグループの事業領域の拡大及び更なる付加価値の向上に親和性が高いと判断したという。取得価額は3000万円。同時に、コンサルティング事業とデジタルソリューション事業を展開するKT Partners(東京都港区)の株式の20%を4月30日付で取得し持ち分法適用関連会社化すると発表した。マーケティングの上流工程としてのコンサルティング機能がFインタ事業のプレゼンスの向上に貢献が期待されることに加えて、デジタルソリューション事業について、労働集約の対極としてFインタ事業との親和性が高いと判断したという。取得価額は3500万円。なお、両件による25年4月期業績への影響は軽微としている。 ■エイジス <4659> 2,480円 +36 円 (+1.5%) 本日終値 エイジス<4659>が3日ぶりに反発。3月31日の取引終了後、パーソルマーケティング(東京都新宿区)が運営する棚卸事業、リテール事業、軽作業事業及びそれらに付随する事業を9月1日付で譲り受けると発表しており、好材料視された。グループのリテイルサポート事業の拡大を図るのが狙いとしており、譲受価額は22億5500万円。なお、25年3月期業績予想への影響はないとしている。 ■日本プロセス <9651> 1,514円 +8 円 (+0.5%) 本日終値 日本プロセス<9651>が反発。3月31日の取引終了後、25年5月期の連結業績予想について、売上高を100億円から103億5000万円(前期比9.3%増)へ、営業利益を10億円から10億7500万円(同12.4%増)へ、純利益を7億5500万円から14億円(同91.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を26円から28円へ引き上げたことが好感された。全セグメントで受注環境が好調に推移していることなどが要因。なお、年間配当予想は54円(前期38円)となる。同時に発表した第3四半期累計(24年6月~25年2月)決算は、売上高76億2200万円(前年同期比10.7%増)、営業利益8億5500万円(同19.2%増)、純利益12億4200万円(同2.3倍)だった。衛星画像関連や危機管理関連が伸長した特定情報システムのほか、発電所監視制御システムや在来線の運行管理システムが堅調だった制御システムなどが牽引した。 ■ビーロット <3452> 1,414円 +4 円 (+0.3%) 本日終値 ビーロット<3452>は反発。3月31日取引終了後、84万8100株(自己株式を除く発行済み株数の4.44%)を上限に4月1日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感された。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、ビーロットは1日に予定通り買い付けを実施し、上限株数を取得した。 ●ストップ高銘柄 イオレ <2334> 1,041円 +150 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値 など、2銘柄 ●ストップ安銘柄 ペルセウス <4882> 586円 -150 円 (-20.4%) ストップ安 本日終値 インテグループ <192A> 2,925円 -700 円 (-19.3%) ストップ安 本日終値 以上、2銘柄 株探ニュース