米外為市場サマリー:ドル買い戻しで一時150円20銭台に上伸

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為替

 3月31日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円96銭前後と前週末と比べて10銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円21銭前後と同4銭程度のユーロ安・円高だった。

 米景気の先行き不透明感から日本時間夕方には148円70銭まで下押す場面があったものの、欧米市場ではドルの買い戻しが優勢となった。この日に発表された3月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が市場予想を上回ったこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時150円27銭まで上伸した。ただ、トランプ米政権が4月2日に公表する「相互関税」への警戒感から追随買いは広がらず。トランプ氏は30日に相互関税について「全世界の国・地域が対象になる」と述べたほか、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は31日に「トランプ米政権は幅広い貿易相手国に高関税の適用を検討している」と報じた。一方、3月のドイツ消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことなどを背景にユーロが軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0816ドル前後と前週末に比べて0.0010ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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