ホギメデ、今期経常を一転16%減益に下方修正
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ホギメディカル <3593> [東証P] が3月31日大引け後(18:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の48億円→35.7億円(前期は42.4億円)に25.6%下方修正し、一転して15.9%減益見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の27.6億円→15.3億円(前年同期は18.7億円)に44.5%減額し、一転して18.1%減益計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 4.通期業績予想の修正の理由2024年4月14日に発表した通期連結業績予想(以下、前回予想値)につきましては、事業環境が概ね回復基調に推移し、お客様の課題解決に資する当社製品の新規販売が拡大するとの前提で計画したものの、当連結会計年度においては、キット製品の販売数量が想定より不足したことなどにより売上高は想定以上に落ち込み、前回予想値に対し1,740百万円減収の39,110百万円となる見通しです。こちらは第3四半期に発生した年末年始の大型連休に備えた特需の反動が想定より長引いたこと、医療機関を取り巻く状況の悪化、また、社内での構造改革における営業再編等に時間を要したことにも起因しております。売上高の低迷に加え、円安による輸入材料の高騰や長期滞留品などの廃棄の実施及び評価の見直しを積極的に実施し、棚卸資産評価損が発生した結果、当初想定より原価率が悪化したため、営業利益は前回予想値に対し、950百万円減益の3,740百万円となる見通しです。また、上述の営業外費用および特別損失を反映し、経常利益は前回予想値に対し、1,230百万円減益の3,570百万円となり、親会社に帰属する当期純利益は前回予想値に対し、1,420百万円減益の1,890百万円となります。5.今後の取り組み今後医療機関を取り巻く環境といたしましては、医薬品・医療材料・エネルギーコストの高騰による経費の増加などにより、経営状況にとってより一層厳しい状況となることが想定されております。一方で、こうした状況において手術室稼働率の改善や、働き方改革を踏まえての時間外労働の改善・タスクシェアリング/シフティングを進めていく動きが積極化しており、当社が推進するプレミアムキットやオペラマスターをご利用いただくことでその実現を図る事例も増えております。引き続き、これら製品やサービスの価値訴求と拡販を通じて、医療の質の向上への寄与と業務負荷削減を両立させ、深刻化する医療現場での人手不足や生産性低下、働き方改革をはじめとする顧客課題に対して取り組んでまいります。今後も、2024年7月16日に公表いたしました中期経営計画の達成に向け、持続的な成長を実現してまいります。(注)上記予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる場合があります。