ダイケン、前期経常を一転31%減益に下方修正、配当は3円増額
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ダイケン <5900> [東証S] が3月27日大引け後(17:30)に業績・配当修正を発表。25年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→3.3億円(前の期は4.8億円)に44.0%下方修正し、一転して30.7%減益見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常利益も従来予想の5.2億円→2.5億円(前年同期は2.9億円)に50.7%減額し、一転して14.0%減益計算になる。 同時に、期末一括配当を従来計画の17円→20円(前の期は15円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年2月期における当社の経営環境は、分譲マンションなどの集合住宅の建築が底堅く推移するものの、前事業年度から続く円安や材料価格の高騰などから厳しい環境が続きました。当社では、下半期の収益拡大や価格改定の影響などを考慮して、通期の業績予想を据え置いておりました。上記環境の下、売上高はある程度確保できたものの、9月以降に実施いたしました価格改定の影響が、想定よりも短期間でしか生じなかったことなどから、上半期での収益悪化を巻き返すことができなかったため、2025年2月期の通期個別業績予想を下方修正するものであります。 当社は、2024年度に創業100周年を迎えることができました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位のご支援の賜物と心より感謝申しあげます。2025年2月期は当初の業績予想を下回る厳しい結果となりましたが、株主の皆様へ感謝の意を表するため、2025年2月期の期末配当において、普通配当については当初予定のとおりとし、それに加えて1株当たり3円の記念配当を実施することといたしました。これにより、2025年2月期の期末配当予想は、1株当たり20円(普通配当17円、記念配当3円)に修正いたします。なお、本件につきましては、2025年5月開催予定の第77回定時株主総会に付議する予定であります。※上記の業績予想および配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。