SGHD、今期経常を一転3%減益に下方修正

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決算

 SGホールディングス <9143> [東証P] が3月27日昼(11:30)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の910億円→880億円(前期は908億円)に3.3%下方修正し、一転して3.1%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の522億円→492億円(前年同期は514億円)に5.7%減額し、一転して4.2%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 下半期(2024 年10月1日~ 2025年3月31日)におけるデリバリー事業の業績が想定を下回る見込であること、ロジスティクス事業の業績が想定を上回る見込であることを踏まえ、通期の業績予想を修正いたしました。デリバリー事業においては 、平均単価は2024年4月からの届出運賃の改定や、取引ごとの適正運賃収受の取組み等により想定通り進捗しています。一方で、実質賃金のプラス基調が定着していない中、消費者マインドの改善にも足踏みが見られることや、一部大手EC事業者による自社配送網拡大の動き等を要因に、競争環境の厳しさが継続していることから、通期の取扱個数は、予想の13.2億個には到達せず、13.1億個で着地する見込です。また、費用面に関しては、取扱個数に応じたコストコントロールを行っておりますが、持続的・安定的なサービス提供のためにはリソースの確保が必要だと考え、従業員の給与水準を一定程度維持できるよう、追加的な費用を織り込んでおります。このような事業環境等を踏まえ、デリバリー事業の業績を下方修正いたしました。ロジスティクス事業においては、紅海の通航回避による海上輸送の混乱やそれに伴う航空輸送へのシフトによる市場価格の変動に加え、価格交渉が進捗したこと等を要因に、海上・航空運賃が堅調に推移しております。また、地政学リスクの影響や新規顧客の獲得等により、海上貨物の取扱量が想定より好調に推移していること等も踏まえ、上方修正いたしました。不動産事業及びその他の事業につきましては、2024年11月8日公表の業績予想から変更ございません。以上を踏まえ、通期の営業収益、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の予想を修正いたしました。なお、業績予想の修正に伴う配当予想の修正はございません。(ご参考)2025年3月期 セグメント別通期業績予想 前回発表予想 今回修正予想 増減額 増減率営業収益 合計 百万円 百万円 百万円 % 1,470,000 1,478,000 8,000 0.5 デリバリー事業 1,024,000 1,020,000 △4,000 △0.4 ロジスティクス事業 370,000 382,000 12,000 3.2 不動産事業 24,000 24,000 - - その他 52,000 52,000 - -営業利益 合計 90,000 87,000 △3,000 △3.3 デリバリー事業 74,000 69,000 △5,000 △6.8 ロジスティクス事業 5,000 7,000 2,000 40.0 不動産事業 10,000 10,000 - - その他 2,000 2,000 - - 調整額 △1,000 △1,000 - -※ 本資料に記載されている業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて算定したものであり、実際の業績はこれらの数値と異なる結果となる可能性があります。

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