ネツレン、今期経常を一転20%減益に下方修正

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決算

 高周波熱錬 <5976> [東証P] が3月26日大引け後(17:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→20億円(前期は25.1億円)に23.1%下方修正し、一転して20.4%減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の16億円→20億円(前期は15.4億円)に25.0%上方修正し、増益率が3.8%増→29.7%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14.4億円→8.4億円(前年同期は13.2億円)に41.5%減額し、一転して36.3%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高は、当社グループの主要な取引先である建設業界、建設機械業界及び工作機械業界の市況が当初計画時点よりも想定以上に低迷していること、また、自動車関連製品の高強度ばね鋼線において、海外生産拠点の原材料値下げにより市場価格が低下したため、当初計画を下回る見通しとなりました。 営業利益は、生産・販売量の減少により固定費負担が増加したことなどにより、当初計画を下回る見通しとなりました。また、営業外収益に受取配当金や持分法による投資利益などの計上があるものの、営業利益の減少をカバーしきれず、経常利益についても当初計画を下回る見通しとなりました。 一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、本日、「公開買付けへの応募結果及び特別利益の計上に関するお知らせ」で開示したとおり、特別利益に投資有価証券売却益1,217百万円を計上するため、当初計画を上回る見通しとなりました。 当社グループを取り巻く事業環境は、依然として厳しい状況にありますが、高止まりするコストの販売価格への転嫁を含む積極的な営業活動とともに、徹底した原価低減活動を継続し、企業価値の向上に努めてまいります。

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