オリジン、今期最終を一転赤字に下方修正
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オリジン <6513> [東証S] が3月25日大引け後(17:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結最終損益を従来予想の2億円の黒字→4.3億円の赤字(前期は14.6億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2.7億円の黒字→3.5億円の赤字(前年同期は10.1億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年3月期通期の連結業績予想につきましては、メカトロニクス事業においてギ酸還元真空リフロー炉(VSM)のメイン市場である中国向け市況の急減速を受けたことにより想定していた売り上げに至らず、売上高は前回発表予想を下回る見通しとなりました。 損益面につきましても、売上高の減少に伴い固定費の回収が進まず、また、上記1項「棚卸資産評価損の計上」に記載のとおり、棚卸資産評価損として約4億7千万円を売上原価へ計上する予定であることから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も前回発表予想を下回る見通しとなりました。 今後につきましては、メカトロニクス事業における製品群の見直しや、拠点の整理等の検討を進めることで構造改革を加速するとともに、コンポーネント事業を中心とした全社規模での成長分野へのリソース集中を継続し、収益の改善に取組みます。