米外為市場サマリー:一時148円90銭台に上伸、米長期金利の低下一服で

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 20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円78銭前後と前日に比べて9銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円47銭前後と同66銭程度のユーロ安・円高だった。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果とともに公表されたメンバーの金利見通しは、年2回の利下げを示唆する形となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを急がない姿勢を記者会見で示した一方、量的引き締め(QT)の上限引き下げが決まったことなどを背景に、米長期金利に低下圧力が掛かった。その後20日に入ると米長期金利の低下が一服。引き続きトランプ米政権による関税政策が物価情勢にもたらす影響が懸念された。20日発表の米2月中古住宅販売件数が前月比4.2%増と、市場のマイナス予想に反して堅調な伸びをみせ、米国景気は底堅いとの見方も広げた。日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いの反対売買を促す格好となり、ドル円相場は上伸。一時1ドル=148円90銭台まで上昇した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0851ドル前後と前日に比べて0.0052ドル程度のユーロ安・ドル高となった。

出所:MINKABU PRESS

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