東ラヂ、今期経常を一転16％増益に上方修正、配当も15.5円増額

　東京ラヂエーター製造 <7235> [東証Ｓ] が3月18日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→18億円(前期は15.4億円)に20.0％上方修正し、一転して16.3％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.6億円→9.6億円(前年同期は8.2億円)に45.2％増額し、一転して17.4％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の26円→41.5円(前期は23円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　国内トラック市場向売上が堅調に推移。製品ミックスや原価低減の推進などによる収益改善の結果、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益について前回予想値を上回る見通しになりましたので上方修正いたします。

　通期業績予想の修正とあわせて、本日3月18日に開示した通り、資本コストや株価を意識した経営への取り組みとして、当社は株主の皆様への利益還元を重要な課題として認識しております。事業年度ごとの利益の状況、将来の事業展開などを勘案しつつ、安定した配当を維持するとともに株主の皆様への利益還元に努めることとしております。これに合わせて配当方針を以下の通り見直しております・株主還元については、25年3月期以降配当性向30％以上とすることを基本方針といたします。上記理由に基づき、期末配当予想を前回予想の１株当たり13円00銭から28円50銭（年間配当金 41円50銭）に修正させていただきます。※上記予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。