米外為市場サマリー:米予想インフレ率上昇を受け一時148円89銭に上伸

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 14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円64銭前後と前日と比べて80銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=161円69銭前後と同1円30銭弱のユーロ高・円安だった。

 トランプ米政権による関税強化が米インフレ圧力を高めるとの見方から米金利の先高観が強く、ドル円相場は日本時間夕方に一時149円02銭まで上伸。ただ、ドイツで主要与野党が提示していた財政拡張方針について、これまで反対していた環境政党「緑の党」が合意したことが伝えられると、ユーロ買い・ドル売りが流入するとともに対円でのドル買いが後退した。NY市場では米ミシガン大学が公表した3月の消費者調査(速報値)で1年先や5年先の予想インフレ率が前月から上昇したことを手掛かりに148円89銭をつける場面があったものの、来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合など注目イベントが相次ぐことから模様眺めムードが広がりやすく148円26銭まで伸び悩んだ。とはいえ、14日夜に失効する米連邦政府のつなぎ予算を延長する法案が上院で可決される見通しとなったことが投資家心理を支え、その後は再びドル買い・円売りが優勢となった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0879ドル前後と前日に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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