話題株ピックアップ【夕刊】(1):アイスペース、三菱電、楽天銀

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■ispace <9348>  692円   +44 円 (+6.8%)  本日終値
 ispace<9348>が大幅反発。SBI証券が11日、アイスペースについて投資判断「買い」、目標株価1370円で新規にカバレッジを開始した。1月にスペースXのロケットにより打ち上げられたランダー(月着陸船)が月面に着陸後、探査機を通じて採取したレゴリス(月の砂)の所有権を米航空宇宙局(NASA)に売却する予定であることについて、実施されれば世界初の月資源の国際商取引となると指摘。営業外での補助金の額次第としながらも28年3月期に最終黒字に転換する可能性があるとの見方を示す。割引率7%、DCF(ディスカウントキャッシュフロー)判断期間8年を前提に、株式価値は1370億円程度になると試算。株式数を踏まえると1株あたり1370円になるとしている。

■三菱電機 <6503>  2,723円   +161.5 円 (+6.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率10位
 三菱電機<6503>が大幅高で3日ぶりに反発。この日行われた防衛事業説明会で、防衛力の抜本的強化に伴う防衛費増額を背景に、防衛システム事業の受注高・売上高はともに拡大するとしたことが好感された。また、契約制度改善により、利益率が向上すると見込んでおり、27年3月期に営業利益率10%(25年3月期予想7%)、31年3月期に10%以上を目指すとしている。

■楽天銀行 <5838>  5,949円   +318 円 (+5.7%)  本日終値
 楽天銀行<5838>が続急伸し上場来高値を更新した。住信SBIネット銀行<7163>も大幅高となった。11日の米国市場では、米国が示した30日間の停戦案をウクライナが受け入れたことで地政学リスクが後退したとの見方が広がり、安全資産の国債が売られ米長期金利は上昇した。日本国内では12日、日銀の植田和男総裁が衆院財務金融委員会に出席し、日本の長期金利に関し、「市場の見方とわれわれの見方に大きな齟齬はない」と発言。日銀が追加利上げに踏み切るとの思惑が広がった。国内長期金利の上昇期待が強まり、利ザヤ改善期待から銀行株を選好する姿勢が広がっている。なかでもネット銀は業務コストが相対的に低く、預金獲得力を強みとしており、利益獲得の原資をネット上で集めて貸し出しに回すことなどを通じ、地銀と比べて収益を拡大しやすい事業構造にあるとされる。楽天銀に対しては直近で外資系証券会社の目標株価引き上げもあった。これらを背景に全体相場の調整に一服感が出たなかで、ネット銀大手2社の株式に買い向かう姿勢が強まったようだ。

■三菱重工業 <7011>  2,440円   +125 円 (+5.4%)  本日終値
 三菱重工業<7011>がマドを開けての大陽線で4日ぶりに大きく切り返した。防衛関連の中核銘柄で個人投資家からの人気も高い。前週末からの直近3営業日は利益確定売りに押されていたが、目先筋の売りが一巡し、きょうはプライム市場で売買代金トップとなり活況高の様相を呈している。ウクライナとロシアの戦争に関して一時的に停戦する方向にあるが、「マーケット側に地政学リスクが緩和したという認識は乏しい」(中堅証券ストラテジスト)という見方がある。日本にとっては台湾有事への対応が課題視されるなか、トランプ米政権からの防衛コスト増幅に向けた圧力が意識される状況下で、防衛省との取引額で群を抜く三菱重は海外投資家からもマークされやすい。株式需給面での変化も注目されている。直近データ(3月7日現在)で同社株の信用買い残が急減する一方、売り残が増加しており、信用倍率は2.2倍まで急低下している。これを受けて戻り売り圧力の減少を見込んだ買いを誘引している。

■インフォマート <2492>  374円   +15 円 (+4.2%)  本日終値
 インフォマート<2492>はしっかり。午前10時ごろ、内田洋行<8057>傘下の内田洋行ITソリューションズとセールスパートナー契約を締結したと発表した。今後、両社共同でフード業界と建設業界のバックオフィス業務のDX実現を支援していくという。

■不二製油グループ本社 <2607>  2,818円   +107 円 (+4.0%)  本日終値
 不二製油グループ本社<2607>が急反発した。同社グループの不二製油は12日、カカオ豆由来の原料を使用しないミルクチョコレートタイプの業務用新製品を今月から発売すると発表。拡販による業績押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。カカオ豆相場が高止まりするなかで、原材料高の影響を抑えたいという食品業界のニーズに対応する。エンドウ豆やキャロブ(イナゴマメ)、チョコレート用油脂などを用いて商品を設計。洋菓子など広く応用できるとしている。

■エニマインド <5027>  1,040円   +31 円 (+3.1%)  本日終値
 AnyMind Group<5027>が切り返し急。12日午前9時、韓国のモユム社のベビー用品ブランド「Moyuum」について、インドネシアにおけるEC支援を開始すると発表。今後の収益貢献を期待した買いを誘ったようだ。エニマインドはインドネシアでの主要なECプラットフォームにおけるストアの立ち上げから運用・分析、カスタマーサポートまで幅広い業務をサポートする。生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」を活用したライブコマースなども実施する予定という。

■ライフネット生命保険 <7157>  1,709円   +46 円 (+2.8%)  本日終値
 ライフネット生命保険<7157>は堅調。11日取引終了後、2月の業績速報を発表した。月末の団体信用生命保険を含む保有契約年換算保険料は前年同月比20%増の339億5300万円だった。

■物語コーポレーション <3097>  3,460円   +75 円 (+2.2%)  本日終値
 物語コーポレーション<3097>が3連騰。75日移動平均線を昨年12月中旬以来約3カ月ぶりにブレークするとともに、1月28日と2月10日につけた3450円どころのダブルトップを上抜いたことで注目度が高まっている。「焼肉きんぐ」や「丸源ラーメン」などのブランドで飲食店を全国展開しており、新規出店の加速に加えインバウンド消費の恩恵を享受し売り上げの伸びが顕著となっている。11日に発表した2月度月次売上高は全店ベースで前年同月比10.2%増と2ケタ伸長を果たした。これを好感する形で投資資金の流入に勢いが増す格好となった。

■アズワン <7476>  2,427円   +43.5 円 (+1.8%)  本日終値
 アズワン<7476>が反発。11日の取引終了後、25年3月期の期末配当予想を29円から34円へ引き上げたことが好感された。年間配当予想は62円となり、前期に比べて実質6円の増配になる。同時に株主優待制度を一部変更すると発表した。25年9月末を基準日とする株主から「継続保有期間半年以上」の要件を追加する。

株探ニュース

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