10日の米株式市場の概況、NYダウ急落しナスダック4%安 景気減速懸念でリスクオフ

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 10日の米株式市場では、NYダウが前週末比890.01ドル安の4万1911.71ドルと大幅反落した。トランプ米大統領が9日のFOXニュースでのインタビューで、景気減速の可能性について明確に否定しなかったことを受け、投資家心理が悪化した。NYダウの下落幅は一時1188ドルまで拡大。ハイテク株に対する売り圧力が強く、ナスダック総合株価指数は4%安となった。

 ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やJPモルガン・チェース<JPM>、ウォルマート<WMT>が株価水準を大きく切り下げ、アメリカン・エキスプレス<AXP>やボーイング<BA>、ナイキ<NKE>が下値を模索。オラクル<ORCL>やイーライ・リリー<LLY>が安く、ロケット・カンパニーズ<RKT>が売られた。半面、シェブロン<CVX>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、スリーエム<MMM>がしっかり。ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>やネクステラ・エナジー<NEE>、ゼネラル・モーターズ<GM>が堅調に推移した。

 ナスダック総合株価指数は727.900ポイント安の1万7468.321と大幅反落した。アップル<AAPL>やエヌビディア<NVDA>、アルファベット<GOOG>、メタ・プラットフォームズ<META>が売りを浴び、テスラ<TSLA>が15%安。ブロードコム<AVGO>やマイクロン・テクノロジー<MU>、マーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>が大幅安となったほか、デクスコム<DXCM>やロビンフッド・マーケッツ<HOOD>の下げも目立った。一方、アメリカン・エレクトリック・パワー<AEP>やペプシコ<PEP>が買われ、リジェネロン・ファーマシューティカルズ<REGN>が上伸。クラッカー・バレル・オールド・カントリー・ストア<CBRL>やチェックポイント・セラピューティクス<CKPT>が値を上げ、ミネラリス・セラピューティクス<MLYS>とレッドフィン<RDFN>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS

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