ヤマト、今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
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ヤマト <1967> [東証S] が3月7日後場(15:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の42.4億円→47.8億円(前期は23.3億円)に12.7%上方修正し、増益率が81.9%増→2.1倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の22.4億円→27.8億円(前年同期は19.6億円)に24.0%増額し、増益率が14.4%増→41.9%増に拡大する計算になる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→45円(前期は27円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 (連結業績) 通期連結期間の業績につきましては、売上高は微増ながら、建設需要が堅調に推移する中、前期末から受注体制の見直し・収益に対する意識改革・低採算案件の基準等の見直しに取り組むとともに、工業化の推進による工事原価低減により利益率が改善いたしました。また、政策保有株式縮減方針の下、政策保有株式の一部売却を進め、投資有価証券売却益を特別利益に計上したこと等により、利益面では前回発表予想を上回る見込みであります。(個別業績) 通期個別期間の業績につきましては、連結業績同様、売上高は微増となるものの、利益面では前回発表の予想を上回る見込みであります。 当社は、株主の皆様に対する利益還元を最重要政策として位置づけ、企業体質の変化を図り、経営環境の変化に対応できるよう内部留保の充実を図りながら、株主の皆様に対しては業績に裏付けられた適正な利益還元に努めていくことを基本方針とし、当中期経営計画では、連結配当性向30%以上を目標としております。 このような基本方針に基づき、2025年3月期の期末配当につきましては、今回の業績予想の修正および財政状態等を勘案した結果、当初予想の1株当たり期末配当35円から5円増配の40円といたします。 また、当社は、2025年10月1日をもちまして創業80周年を迎えます。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位の長年にわたるご支援の賜物と心より厚くお礼申しあげます。 つきましては、株主の皆様に感謝の意を表するため、2025年3月期の期末配当において、1株当たり5円の記念配当を実施することといたします。 その結果、2025年3月期の1株当たり期末配当につきましては、普通配当40円に記念配当5円を加えた合計45円とさせていただく予定であります。 なお、本件につきましては2025年6月開催予定の第80期定時株主総会に付議する予定であります。(注)上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報や予測等に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想値と大きく異なる可能性があります。