三菱重は驚愕の売買代金こなし上場来高値更新、世界的な防衛関連株人気で再脚光◇

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 三菱重工業<7011.T>の上値追い鮮烈。全上場銘柄の中で群を抜く売買代金をこなし、一時9.4%の大幅高で昨年12月5日につけた上場来高値2485円を更新した。地政学的リスクに備え、世界的に国防費拡大に向けた動きが顕著となっている。前日の欧州株市場ではドイツの主要株価指数が急反発したが、これは防衛力強化などに向けた拡張的な財政政策がとられる方向となったことが好感されたもの。軍需企業大手の独ラインメタルは再び上げ足を強め、防衛関連株人気を牽引している。日本でも岸田政権を引き継ぎ石破政権は防衛予算枠を広げる方向にあるが、今週4日には米国防次官候補のコルビー氏が、議会公聴会で日本の防衛費の水準が低すぎると不満を表明し、GDP比で3%への引き上げを促す発言を行っており注目された。これを受けて株式市場では防衛省との取引額トップの三菱重を筆頭に川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>など関連銘柄への資金流入が加速している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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