外為サマリー:149円30銭台で推移、米国による関税発動でドル買い戻しも

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為替

 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=149円38銭前後と3日の午後5時時点に比べて79銭程度のドル安・円高となっている。

 トランプ米大統領が3日、中国と日本を名指しして、通貨安誘導政策をとる国は米国を不利な状態においているとの認識を示した。為替を円高方向に誘導するために日銀が追加利上げに踏み切りやすくなるとの思惑が広がり、ドル売り・円買いの流れが加速。午前中にドル円相場は一時1ドル=148円60銭台まで円高に振れる場面があった。米国の景気減速懸念が広がるなかで、日米の株式相場が調整色を強めたことも、円買い要因となった。米国政府は日本時間4日午後2時過ぎ、メキシコとカナダからの輸入品への関税と、中国からの輸入品への関税率の引き上げ措置を発動した。予定通りに関税が発動されたことを受け、いったん悪材料出尽くしとの見方からドルの買い戻しが入り、ドル円はやや持ち直した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0483ドル前後と3日の午後5時時点に比べて0.0078ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=156円61銭前後と同35銭程度のユーロ高・円安で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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