武田が昨年来高値更新、真性多血症対象の臨床試験で主要評価項目を達成
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武田薬品工業<4502.T>が3日続伸し、昨年来高値を更新した。同社は3日の取引終了後、米バイオ医薬品会社のプロタゴニスト・セラピューティクス<PTGX>とともに、真性多血症患者を対象とする「rusfertide」の第3相VERIFY試験に関し、主要評価項目および主要な副次評価項目を全て達成したと発表。今後の収益貢献を期待した買いが集まったようだ。rusfertideは米食品医薬品局(FDA)から希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)指定とファストトラック指定を受けている。標準治療に追加する治療としての臨床試験で、新たな安全性の問題は観察されなかった。武田とのライセンス契約に基づきプロタゴニスト・セラピューティクスは2500万ドルのマイルストーンの支払いを受ける予定。なお、武田は3日、国内従業員を対象に実施した希望退職・転進支援プログラムの結果についても公表。約680人が応募し、2月28日に退職したという。 出所:MINKABU PRESS