28日の米株式市場の概況、NYダウ601ドル高 米ウ首脳口論も引けにかけて上げ幅拡大

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 28日の米株式市場では、NYダウが前日比601.41ドル高の4万3840.91ドルと3日ぶり大幅反発した。1月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比0.3%の上昇となり、市場予想と一致した。米国のインフレが想定を上回って高進するとの悲観的な見方を和らげ、利下げ観測を広げる結果となり、株式相場を支援した。トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との会談が激しい口論となった結果、両国の共同記者会見が中止となり鉱物資源の権益に関しては合意に至らなかった。国際情勢を巡る先行き不透明が意識されたが、NYダウは引けにかけて上げ幅を拡大した

 ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やスリーエム<MMM>、ウォルト・ディズニー<DIS>が上昇。JPモルガン・チェース<JPM>やアメリカン・エキスプレス<AXP>が堅調に推移した。一方、マクドナルド<MCD>やナイキ<NKE>が冴えない展開となった。

 ナスダック総合株価指数は302.860ポイント高の1万8847.279と反発した。エヌビディア<NVDA>やテスラ<TSLA>が値を上げ、アマゾン・ドット・コム<AMZN>とメタ・プラットフォームズ<META>、アップル<AAPL>がしっかり。モンスター・ビバレッジ<MNST>が急伸した。一方、アカディア・ヘルスケア<ACHC>やアレイ・テクノロジーズ<ARRY>、デュオリンゴ<DUOL>が下値を探る展開となった。

出所:MINKABU PRESS

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