米外為市場サマリー:持ち高調整のドル買いで一時150円99銭まで上伸

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為替

 2月28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円63銭前後と前日と比べて80銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=156円27銭前後と同50銭弱のユーロ高・円安だった。

 トランプ関税によって米インフレ圧力が高まるとの見方に加え、週末を控えたポジション調整の動きもあってドル買い・円売りが先行した。この日に発表された1月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比0.3%上昇となったが、市場予想と一致したことから相場の反応は限定的で、ドル円相場は一時150円99銭まで上伸した。ただ、その後は米長期金利の低下が重荷となるかたちでドルの上値が重くなった。一方、トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との会談が決裂し、ウクライナとロシアの停戦交渉を巡る不透明感が強まるなかユーロが対ドルで軟調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0375ドル前後と前日に比べて0.0020ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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