住友電に上昇余地、国内有力証券は新規「A」でカバレッジ開始
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住友電気工業<5802.T>に上昇余地が指摘されている。岩井コスモ証券は27日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は3100円とした。同社は電線メーカー大手3社の一角で、自動車用ワイヤーハーネスは世界トップクラスのシェアを誇っている。同社は4日に第3四半期決算を発表するとともに25年3月期業績予想を増額修正した。今期の売上高は4兆5500億円から4兆6000億円(前期比4.5%増)に、営業利益は2600億円から2800億円(同23.6%増)に見直した。自動車関連の売り上げが想定を上回るなど全般的に需要が底堅く推移し、円安や銅価格上昇の影響もあり業績は予想を上回る見通しだ。中期経営計画(24年3月期~26年3月期)では、最終年度の目標としていた売上高4兆4000億円、営業利益2500億円を1年前倒しとなる今期に達成できる見込み。長期ビジョンでは31年3月期に売上高5兆円以上を目標としており、同社の成長性を評価している。 出所:MINKABU PRESS