伊藤忠食、今期経常を12％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額

　伊藤忠食品 <2692> [東証Ｐ] が2月28日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の100億円→112億円(前期は92.2億円)に12.0％上方修正し、増益率が8.5％増→21.5％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の29.7億円→41.7億円(前年同期は41.7億円)に40.4％増額し、減益率が28.8％減→横ばいに縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の120円→140円(前期は110円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　第３四半期連結累計期間の実績を踏まえて通期実績予想を精査した結果、売上高は、概ね前回公表した連結業績予想通りに推移しております。営業利益は前回公表した業績予想から若干減少するものの、一過性の持分法投資利益の増加等により、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は前回公表した業績予想を上回る見込みとなりました。

　上記の業績予想を踏まえて総合的に勘案した結果、期末の配当予想を20円増配し１株当たり80円とし、年間配当予想を１株当たり140円に修正いたします。※本資料の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の実績および配当は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。