<動意株・28日>(前引け)=愛知鋼、シンワワイズ、わかもと

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 愛知製鋼<5482.T>=切り返し急。同社は26日の取引時間中に27年3月期までの中期経営計画を更新したと発表。株主還元を強化させる方針を示し、年間約20~30億円としていた株主還元額について、27年3月期までの3カ年において通常配当の総額で年間30~40億円、更に追加の株主還元として400億円程度実施すると公表していた。27日の取引終了後には、新たな中期計画の方針を踏まえ、取得総数65万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.3%)、取得総額43億9400万円を上限とする自社株買いを立会外で実施すると開示。東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT―3)情報によると、28日朝に愛知鋼は上限となる65万株の買い付けを行った。今回の取得額から、同社が自社株買いを継続し、株式需給が一段と引き締まることへの期待感が改めて膨らんだようだ。株価は25日移動平均線を下回ったところで、押し目買いが入り切り返す格好となった。

 Shinwa Wise Holdings<2437.T>=急伸。底値もみ合い圏から離脱の動きを示している。同社は美術品公開オークションの企画・運営で業界首位級の実績を有しており、時流を捉えたNFTアート分野の育成などにも注力している。業績は24年5月期に最終大幅赤字となるなど苦戦を強いられていたが、足もとでは回復色をみせている。27日取引終了後に発表した25年5月期上期(24年6~11月)決算は最終損益が1億8900万円の黒字に浮上した。これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけている。

 わかもと製薬<4512.T>=物色人気集め300円台乗せ。英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズが27日付で提出した大量保有報告書によると、アセット・バリューのわかもと株式保有比率は6.14%となり、新たに5%を超過したことが分かった。アセット・バリューはアクティビストとして知られ、今回のわかもと株式の保有目的も「純投資及び重要提案行為などを行うこと」としており、今後株式価値の向上に対する思惑がわかもとの株価を強く刺激する格好となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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