外為サマリー:日経平均の大幅安が影響し149円30銭台に押し戻される
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28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=149円38銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭強のドル高・円安となっている。 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円81銭前後と前日と比べて70銭程度のドル高・円安で取引を終えた。トランプ関税による米インフレ圧力の高まりが意識され一時150円16銭まで上伸したが、米ハイテク株安を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まったことから伸び悩んだ。 この日の東京市場でドル円相場は、午前9時00分ごろに150円14銭をつける場面があった。総務省が朝方発表した2月の東京都区部消費者物価指数で、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.2%上昇と伸び率が前月(2.5%)から鈍化したことを受け、日銀の追加利上げ思惑がやや後退したようだ。ただ、日経平均株価が大幅安となっていることからリスク回避的なドル売り・円買いが入りやすく、午前9時50分すぎには149円30銭台まで押し戻された。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0402ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0070ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=155円39銭前後と同1円00銭弱のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS