愛知鋼が朝安後に急伸、立会外での自社株買い実施も好需給継続を期待
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愛知製鋼<5482.T>が朝安後に急伸。同社は26日の取引時間中に27年3月期までの中期経営計画を更新したと発表。株主還元を強化させる方針を示し、年間約20~30億円としていた株主還元額について、27年3月期までの3カ年において通常配当の総額で年間30~40億円、更に追加の株主還元として400億円程度実施すると公表していた。27日の取引終了後には、新たな中期計画の方針を踏まえ、取得総数65万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.3%)、取得総額43億9400万円を上限とする自社株買いを立会外で実施すると開示。東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT―3)情報によると、28日朝に愛知鋼は上限となる65万株の買い付けを行った。今回の取得額から、同社が自社株買いを継続し、株式需給が一段と引き締まることへの期待感が改めて膨らんだようだ。株価は25日移動平均線を下回ったところで、押し目買いが入り切り返す格好となった。 出所:MINKABU PRESS