東エレク、ディスコなど半導体主力株が軒並みウリ気配スタート、エヌビディア急落受け投げ売り誘発◇
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東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>など半導体製造装置関連株が軒並みウリ気配でスタートする波乱展開となっている。前日の米国株市場で画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が8.5%安と急落、これが東京市場でも嫌気される格好となった。26日に発表されたエヌビディアの24年11月~25年1月期決算は売上高が市場コンセンサスを上回り、主力のデータセンター向けが前年同期比93%増収と倍増に近い伸びを記録した。注目された次世代製品「ブラックウェル」も好調だった。一見、申し分のない内容だったが、売上高総利益率がマーケットの期待に届かなかったことを売り材料に、27日の米株市場で同社株は急落を余儀なくされた。レバレッジETFなどオプション系取引で強気に傾き過ぎていた株式需給面での反動が出た形だが、前日の米株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も6%強の暴落をみせており、東京市場では米半導体株の動向と株価連動性が高い半導体主力銘柄に逆風となっている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS