ロートは下値模索の展開、ユーロ円建てCB発行で希薄化懸念
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ロート製薬<4527.T>は昨年来安値更新。下値模索の展開を続けている。26日取引終了後、2032年満期ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行し、約250億円(手取り金)を調達すると発表した。コア事業(OTC医薬品、スキンケア、機能性食品)の研究・商品開発の強化、成長投資事業(医療用眼科領域、再生医療、開発製造受託)の研究開発などに加え、借入金の返済資金や自社株買いに充てる。これを受け、将来的な株式価値の希薄化を懸念した売りが出ている。 なお、あわせて取得上限243万株(自己株式を除く発行済み株数の1.07%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は2月27日から4月30日まで。このうち、217万4300株を27日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得した。 出所:MINKABU PRESS