26日の米株式市場の概況、トランプ大統領の対EU関税表明受けNYダウは反落
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26日の米株式市場で、NYダウは前日比188.04ドル安の4万3433.12ドルと反落した。前日引け後に発表されたインテュイット<INTU>やワークデイ<WDAY>の決算が好感され、朝方の米株式市場は堅調なスタート。その後は、エヌビディア<NVDA>やセールスフォース<CRM>の決算発表を控えて強弱感が対立し小動きとなったが、正午過ぎにトランプ大統領がEU(欧州連合)からの輸入品に25%の関税を課す考えを表明したことで、市場のセンチメントが悪化しマイナスに転じた。ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、ホーム・デポ<HD>が売られ、ナイキ<NKE>、ボーイング<BA>も下落。半面、セールスフォース、TSMC<TSM>は買われ、ウォルト・ディズニー<DIS>、キャタピラー<CAT>、イーライ・リリー<LLY>も高い。 一方、ナスダック総合指数は5日ぶりに反発し、前日比48.877ポイント高の1万9075.263となった。前述のインテュイット、ワークデイが大幅高となったほか、テスラ<TSLA>、マイクロソフト<MSFT>、メタ・プラットフォームズ<META>なども高い。半面、アップル<AAPL>、コストコ・ホールセール<COST>は安く、テキサス・インスツルメンツ<TXN>、アムジェン<AMGN>も下落した。なお、エヌビディアは決算への期待から大幅高したが、引け後の決算発表を受けて時間外では小幅に上昇した。 出所:MINKABU PRESS