続落、ウクライナ停戦合意が近いとの観測で=NY原油概況
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NY原油先物4月限(WTI)(終値) 1バレル=68.62(-0.31 -0.45%) ニューヨーク原油の2025年4月限は続落。ウクライナ停戦が迫っているとの観測が強まっており、ロシア産原油の供給がまもなく正常化する見通しであることが相場を引き続き圧迫した。欧州連合(EU)の対応は不透明だが、ロシアと米国がウクライナ停戦で合意すれば、米国は対ロシア制裁を解除する見通し。今週、ウクライナのゼレンスキー大統領が訪米し、米国との鉱物資源に関する協定に署名する可能性がある。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で石油製品の在庫が増加したことは重しだが、製油所稼働率が86.5%まで上昇し、原油消費量の季節的な拡大が始まりつつあることは支援要因。 時間外取引で4月限はプラス圏で推移する場面はあったが上値は重く、通常取引にかけて水準を切り下げた。通常取引開始後はプラス圏とマイナス圏を往来した後、一時68.36ドルまで下落した。 MINKABU PRESS