前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■ブイキューブ <3681>  202円 (-40円、-16.5%)

 東証プライムの下落率トップ。ブイキューブ <3681> [東証P]が続急落。前週末21日取引終了後、米国子会社のIPOに伴い開示を延期していた24年12月期連結決算を発表。売上高は104億6300万円(前の期比5.6%減)、最終損益は14億1700万円の赤字(前の期56億2300万円の赤字)で着地した。これが売り材料視された。事業譲渡の影響、国内製薬業界の講演会市場の縮小や大口顧客の案件減少の影響が要因。費用増や減損損失の計上も響いた。なお、続く25年12月期の業績予想については売上高のみ開示し、108億~120億円(前期比3.2~14.7%増)とした。

■高圧ガス <4097>  771円 (-88円、-10.2%)

 東証プライムの下落率3位。高圧ガス工業 <4097> [東証P]が急反落。同社は前週末21日の取引終了後、デンカ <4061> [東証P]や金融機関など既存株主による株式の売り出しを決議したと発表。短期的な株式需給の悪化リスクを警戒した売りが膨らんだ。売出株式数は478万3000株で、上限71万7000株のオーバーアロットメントによる売り出しも行う予定。売出価格は3月4日から6日までのいずれかの日に決める。

■フジコピアン <7957>  1,487円 (-150円、-9.2%)

 フジコピアン <7957> [東証S]が続急落。同社は前週末21日の取引終了後、第2回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行を決議したと発表。株式の転換に伴う潜在的な希薄化を懸念した売りが優勢となった。発行する新株予約権は3800個で、全て行使された場合の株式数は38万株となり、発行済み株式総数を分母とする希薄化率は21.24%に上る。フジコピアンは手取り概算で約6億1749万円を調達し、生産拡大に向けた設備投資などに充当する。

■日産自 <7201>  422円 (-36.8円、-8.0%)

 東証プライムの下落率10位。日産自動車 <7201> [東証P]が急反落。菅義偉元首相を含むハイレベル級の日本のグループが、テスラ  が日産自に投資するプランを策定したと前営業日21日の取引時間中に報じられ、同社株は急騰していた。しかし、記事のなかで関与が報じられていたテスラ元社外取締役の水野弘道氏が「X」への投稿で、関与について否定した。これを受け、連休明けの日産自株には失望売りが膨らんだようだ。

■フジクラ <5803>  6,117円 (-496円、-7.5%)

 フジクラ <5803> [東証P]が3日続急落。そのほか、古河電気工業 <5801> [東証P]が大幅安となった。住友電気工業 <5802> [東証P]が下値を探る展開となるなど、電線株への売り圧力が高まった。米投資銀行のTDカウエンがリポートで、マイクロソフト  が少なくとも2社のデータセンター事業者との契約を解除したと指摘した。AIデータセンターの需要が拡大するとの楽観的な見方が後退するなかで、24日の米株式市場ではエヌビディア  などAI半導体関連が下落。連休明けの25日の東京市場においては、データセンター向けの事業成長を見込んで買われていた電線株に対し、売りを促す要因となった。

■アドテスト <6857>  9,000円 (-630円、-6.5%)

 アドバンテスト <6857> [東証P]が急反落。同社株をはじめ半導体製造装置関連の主力銘柄には総じて売り圧力の強い展開となった。米国株市場では前週末から半導体セクターの銘柄に売り圧力が強く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2営業日合計で300ポイント強、率にして5.8%近い下落をみせた。そのなか、半導体大手エヌビディア  の下げが2営業日で7%あまりの下落をみせており、これが東京市場でも警戒された。あす26日にエヌビディアの11-1月期決算発表を控えており、この結果を見極めるまでは半導体セクターの主力どころは積極的な買いが入れにくい面もある。とりわけ半導体テスターを手掛けるアドテストは、エヌビディアを主要取引先としていることで株価の連動性も高い。

■東エレク <8035>  24,200円 (-1,255円、-4.9%)

 東京エレクトロン <8035> [東証P]が大幅反落。米ブルームバーグ通信が25日、「トランプ米政権は、中国の半導体産業への規制強化を主要同盟国に迫っている」と報じた。バイデン前政権下で始まった中国の技術力を制限する取り組みについて、拡大・強化を図るとしている。記事のなかで米政権当局者が日本やオランダの当局者と会談し、東エレクとASMLホールディング  のエンジニアが中国で行う半導体製造装置のメンテナンスの制限について協議したとしており、東エレクに対しては事業への悪影響を懸念した売りを促したようだ。半導体関連株は総じて軟調に推移しており、SCREENホールディングス <7735> [東証P]やKOKUSAI ELECTRIC <6525> [東証P]、ディスコ <6146> [東証P]なども下値を探る展開となった。

■パルHD <2726>  3,105円 (-115円、-3.6%)

 パルグループホールディングス <2726> [東証P]が続落。同社は25日午後1時ごろ、1月度の月次売上概況を公表。既存店売上高は前年同月比4.9%減となり、3ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことがネガティブ視されたようだ。1月は大雪などの天候要因が物流や一部店舗の営業に影響を与えたことや、セール販売が低調となったことが主な要因だとしている。なお、全店ベースの売上高は同1.4%増と6ヵ月連続のプラスだった。

■カナデビア <7004>  893円 (-32円、-3.5%)

 カナデビア <7004> [東証P]が大幅安で4日続落。同社は前週末21日の取引終了後、向島工場(広島県尾道市)での一部の橋梁製作において、契約で求められている溶接技能資格を持たない作業者複数名が溶接作業を行っていたと発表した。特別調査委員会を設置しており、詳細が判明した段階で今後の対応などを含めて公表する方針としており、嫌気されたようだ。現時点までの社内調査において、橋梁151件、海洋構造物19件、その他構造物2件の172件で、資格のない溶接作業者が工事に従事していたことが明らかとなったとしている。

■西松屋チェ <7545>  2,126円 (-45円、-2.1%)

 西松屋チェーン <7545> [東証P]が4日続落。前週末21日取引終了後、2月度(1月21日~2月20日)の月次売上高速報を発表し、既存店売上高は前年同月比3.3%減と4ヵ月ぶりに前年実績を下回った。これがネガティブ視されている。前年と比べて気温が低めに推移したことで、冬物衣料の売り上げは前年を上回ったものの、春物衣料の売り上げが前年を下回った。なお、全店売上高は同0.6%増だった。

※25日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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