話題株ピックアップ【夕刊】(1):ディーエヌエ、日産自、ユカリア
話題株ピックアップ【夕刊】(1):ディーエヌエ、日産自、ユカリア
投稿:
■ディー・エヌ・エー <2432> 4,025円 +491 円 (+13.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 ディー・エヌ・エー<2432>は大幅高。約14年ぶりの高値圏で推移している。ポケモンカードゲームの開発を手掛けていることで知られるクリーチャーズ(東京都千代田区)と共同開発するスマートフォン向けゲーム「Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」に投資家の期待が高まっている。今月7日に発表した4~12月期連結決算は、ポケポケの業績押し上げ効果で売上高は前年同期比12%あまりの伸びとなり、営業損益は黒字転換を果たした。株価は同決算を受けて急伸した後に一服していたが、きょうはいちよし経済研究所の格上げが材料視され、再び投資資金の流入が加速した。 ■日産自動車 <7201> 458.8円 +39.7 円 (+9.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位 日産自動車<7201>が後場に急伸。英紙フィナンシャルタイムズが21日、菅義偉元首相を含むハイレベル級の日本のグループが、テスラが日産自に投資するプランを策定したと報じ、幅広い投資家の資金を集める契機となった。報道によると、日本のハイレベルグループは、テスラが日産自の米国工場の買収に意欲的であると考え、同社が戦略的な投資家であると期待しているという。 ■ユカリア <286A> 1,138円 +75 円 (+7.1%) 本日終値 ユカリア<286A>が3日続伸し昨年来高値を更新。午前11時ごろ、オープングループ<6572>子会社のオープンと協業を開始したと発表しており、好材料視された。オープンの協業パートナーとして、共にリモートサポート及びRPAと生成AIを掛け合わせたオートメーションを提供することで、医療業務の効率化、サービスの質や収益の向上を目指すとしている。具体的には、ユカリアはRPA及び生成AI技術・基盤の医療機関への販売とカスタマーサクセスのサポートを行い、オープンはRPA及び生成AI活用に関する技術支援、リモートサポート基盤構築・運用を手掛けるとしており、まずは特定の病院でテスト導入を行い、検証・改善を行いながらロボット開発や本格運用に向けた準備を進めるとしている。 ■Speee <4499> 3,010円 +159 円 (+5.6%) 本日終値 Speee<4499>が後場に上げ幅を拡大。21日午前11時30分、子会社のDatachainが開発を支援するクロスチェーンブリッジ「TOKI」が本番環境での稼働を開始したと発表し、材料視されたようだ。イーサリアムとBNBチェーンの接続を実現。両ブロックチェーン間での資産移動が可能になった。今後、対応するブロックチェーンを拡大し、ユーザー数や取引量の増加につなげる方針。TOKIの基盤となるインターオペラビリティー(相互運用性)に関する技術は、ステーブルコインを活用したクロスボーダー送金事業にも活用し、事業の拡大につなげる。 ■artience <4634> 3,150円 +159 円 (+5.3%) 本日終値 artience<4634>は5日ぶり反発。20日取引終了後、26年12月期を最終年度とする中期経営計画「artience2027」の資本政策を一部見直すと発表した。最終年度に向けたROE目標を7%以上から8%以上に引き上げる。また、株主還元額について当初200億円以上としていた目標を倍増させ、400億円以上にするという。これを評価した買いが入った。 ■ドリコム <3793> 1,036円 +50 円 (+5.1%) 本日終値 ドリコム<3793>が後場動意。同社はきょう、ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京都港区)協力のもと開発中のスマートフォン向けリアルライフ宝探しゲーム「Disney STEP(ディズニー ステップ)」のサービス開始日が3月3日に決まったと発表。期待感が高まるかたちとなったようだ。 ■JIA <7172> 1,815円 +59 円 (+3.4%) 本日終値 ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が反発。20日の取引終了後、グループが運営するファンドの新たな投資先として、ペロブスカイト太陽電池の開発に取り組む京都大学発スタートアップ企業のエネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)の株式を取得したと発表しており、好材料視された。なお、同件による25年12月期業績への影響は軽微としている。 ■大日本印刷 <7912> 2,203円 +62.5 円 (+2.9%) 本日終値 大日本印刷<7912>が反発。この日、製造・物流向け3Dシミュレーションサービスを提供するiPX(東京都品川区)と資本・業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。互いのデジタル技術を掛け合わせることで製造・物流領域のDXを推進し、事業の拡大を加速させるのが狙い。大日印は、iPXのシミュレーションサービスを活用して、自社製造拠点のDXを推進。また、大日印の製造拠点で生み出した運用改善のノウハウ・技術を更に活用することで、両社で新しいサービス開発に取り組むとしている。 ■メルカリ <4385> 2,299.5円 +46.5 円 (+2.1%) 本日終値 メルカリ<4385>が堅調に推移。同社はきょう、韓国の大手芸能事務所であるYGエンターテインメント子会社のYG PLUSと、NFTやデジタルコンテンツの普及促進に向けた共同推進に関する基本合意書を締結したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。両社は「メルカリNFT」を含む「メルカリ」のマーケットプレイスを通じて、アーティスト関連のNFTやデジタルコンテンツの供給を促進し、新たなエコシステム構築へ向けて連携・推進するとしている。 ■ミガロホールディングス <5535> 5,920円 -1,330 円 (-18.3%) 本日終値 東証プライム 下落率トップ ミガロホールディングス<5535>は4日ぶり反落。東京証券取引所が21日から、同社株の信用取引による新規の売り付けと買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表。これによって個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られた。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分と非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にすると発表した。 株探ニュース