サクサ、今期最終を一転14%増益に上方修正、配当も30円増額
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サクサ <6675> [東証S] が2月21日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結最終利益を従来予想の22億円→32億円(前期は28億円)に45.5%上方修正し、一転して14.3%増益見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の10.7億円→20.7億円(前年同期は12.8億円)に93.3%増額し、一転して61.7%増益計算になる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の135円→165円(前期は135円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上高においては減収となる見込みでありますが、営業利益と経常利益においては、品質コストの減少などにより、前回予想を上回る見込みとなりました。また、第4四半期連結会計期間の 営業利益と経常利益が、第3四半期までの実績と比較して低調であるのは、中期経営計画達成に向けた人的資本投資等のさらなる加速によるものです。親会社株主に帰属する当期純利益においては、前述の増益理由に加え、2024-2026中期経営 計画「共に創る未来」(以下、「中期経営計画」という)で掲げている「政策保有株式の継続的縮減」を推進していること、および繰延税金資産の回収可能性が高まったことで、税金費用が減少する見込みなどにより、前回予想を上回る見込みとなりました。 当企業グループは、株主への利益還元を重要な経営課題のひとつとして位置付けるとともに、 既存事業の経営基盤と収益力の強化を図りつつ、成長分野や新規事業に積極投資することに より企業価値の向上を実現することを基本方針としております。利益配分にあたっては、企業価値向上に必要な投資に備えるための内部留保を確保しながら、 良好な財務体質の維持と適正な株主還元を図ってまいります。2025年3月期の期末配当予想につきましては、2024年5月29日公表の配当(株主還元)方針のとおり、当面、年間配当金を1株当たり135円とし、安定的かつ継続的な配当の実施を目指します。なお、2024年4月2日をもちまして、当企業グループは設立20周年を迎えました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位の温かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、これを記念するとともに、株主の皆様への感謝の意を表するため、1株当たり30円の記念配当を実施させていただく予定です。これにより、2025年3月期の期末配当金は、普通配当135 円に記念配当30円を加え、1株当たり165円とすることといたしました。当企業グループは、1株当たり135 円の配当方針を維持するとともに、2024年11月29日に公表した株主優待制度の新設や、本日「中間配当制度の導入および定款の一部変更に関するお知らせ」にて公表した中間配当制度の導入など、株主の皆様の満足度を高めつつ、配当性向やDOEを考慮した株主還元の実施を目指します。また、中期経営計画の実現に向け、米沢地区における生産・物流改革や、当社のDX 戦略における重点取組みテーマである、経営管理およびカスタマーリレーションマネジメントに関するDX基盤の構築ならびにSAXA-DX サービスプラットフォームの構築等に対し、引き続き積極的な成長投資を行ってまいります。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、 実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。