前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■日経レバ <1570>  26,275円 (-715円、-2.7%)

 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]が続落。トランプ米政権下での関税強化の動きが引き続き重荷となったほか、国内では日銀の追加利上げが前倒し的に行われるのではないかという警戒感が強い。そうしたなか、足もと外国為替市場では1ドル=150円台後半まで急速にドル安・円高方向に振れており、これが株式市場では投資家のセンチメント低下につながった。日経平均は一時500円超の下げで3万8600円台まで水準を切り下げたが、日経平均に連動するETFで価格変動率が2倍に設定されている日経レバもこれに追随する展開を強いられた。日経レバの売買代金は全市場ベースで第4位に入るなど、個人投資家を中心とした短期資金の参戦が活発化している。

■東京メトロ <9023>  1,765円 (-40円、-2.2%)

 東京メトロ <9023> [東証P]が続落。同社は19日、千代田線の車両1編成において、一部検査項目が未実施の状態で列車を運行していたことが判明したと公表。発表を嫌気した売りが出たようだ。当該車両について事故や故障は発生していないが、直ちに使用を中止したという。また同社はほかの保有車両全編成について、検査項目の未実施がないことを確認したとしている。

■トヨタ <7203>  2,710.5円 (-45円、-1.6%)

 トヨタ自動車 <7203> [東証P]が続落。そのほか、SUBARU <7270> [東証P]、ホンダ <7267> [東証P]が軟調に推移した。20日の外国為替市場でドル円相場は一時1ドル=150円台半ばまでドル安・円高に振れた。ウクライナ停戦協議を巡る不透明感が高まったことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表後に米金利が低下したことなどを背景に、円を買い戻す流れが出た。米国の関税政策による悪影響が懸念される自動車株には円高という逆風が加わる格好となり、買い持ち高を圧縮する目的の売りが続いている。

※20日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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