話題株ピックアップ【夕刊】(1):くら寿司、テラドローン、ルネサス

投稿:

材料

■くら寿司 <2695>  3,090円   +500 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 くら寿司<2695>は急騰。19日取引終了後、株主優待制度を再導入すると発表した。毎年4月末に100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて2500~2万円分の食事券を贈呈する。今年4月分から開始する。これが材料視された。昨年12月に優待廃止を発表して以降、多くの株主から優待再開の意見や要望があり、これに鑑み改めて株主への利益還元について協議した結果という。配当などの利益還元についても継続的に検討し、企業価値の向上に取り組んでいくとしている。

■Terra Drone <278A>  8,150円   +940 円 (+13.0%)  本日終値
 Terra Drone<278A>が急反発し、上場来高値を更新した。19日の取引終了後、米国企業との間で、自社開発の屋内点検用ドローンの販売契約を新たに締結したと発表。海外での販売拡大を期待した買いを集めたようだ。米国のドローン代理店で400社以上の企業や政府機関などとの取引実績を持つRocky Mountain Unmanned Solutions社と、テラドローンの「Terra Xross 1」に関する販売契約を締結した。提携によりテラドローンは米国やカナダ市場での拡販を図る。

■ルネサス <6723>  2,700円   +111 円 (+4.3%)  本日終値
 ルネサスエレクトロニクス<6723>が全般地合い悪に抗して強さを発揮、一時160円あまりの上昇で2750円まで上値を伸ばす場面があった。きょうは半導体関連も総じて売られる展開となっており、そのなか同社の強さが異彩を放っている。半導体大手の一角で車載マイコンでは世界トップクラスの商品シェアを有するが、マイコン分野の研究開発にも積極的に取り組んでいる。19日に超低消費電力で堅牢なセキュリティー機能を備えたマイコンを発表しており、スマートメーターやスマートロック、IoTセンサー、デジタルカメラ、小型プリンターなどさまざまな商品分野で需要獲得が期待される。これを手掛かり材料に買いを引き寄せている。業績も24年12月期は営業43%減益と低調だったが、今期については回復局面に向かうとの見方が強まっており、急騰した今月6日以降も、機関投資家とみられる実需買いが断続的に入っているもようだ。

■北洋銀行 <8524>  508円   +16 円 (+3.3%)  本日終値
 北洋銀行<8524>が底堅い。同社は20日、取得総数800万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.09%)、取得総額32億円を上限とする自社株買いの実施を発表。これを好感した買いが株価を下支えした。取得期間は25日から4月30日までとする。

■リソルホールディングス <5261>  5,520円   +130 円 (+2.4%)  本日終値
 リソルホールディングス<5261>がしっかり。この日、25年3月期の連結業績・配当予想の上方修正を発表したことが株価の支えとなったようだ。売上高予想を従来の見通しから15億円増額して285億円(前期比10.8%増)、最終利益予想を4億円増額して19億円(同34.7%増)に引き上げた。ホテル運営事業においてインバウンド需要の大幅な高まりが追い風となった。客室単価の向上に向けた取り組みも奏功した。期末一括配当予想は10円増額して100円(同20円増配)に修正した。

■スズキ <7269>  1,944円   +28 円 (+1.5%)  本日終値
 スズキ<7269>は5日ぶり反発。一時5%高に買われた。この日午前10時ごろ、31年3月期を最終年度とする新中期経営計画を策定したと発表した。最終年度の経営目標として売上高8兆円、営業利益8000億円、ROE13%を掲げた。インドの需要拡大に応える生産能力増強やエネルギー極少化に向けた技術開発、電池関連投資などを実行し成長を目指す。株主還元については累進配当を行う方針とした。また、新たな指標としてDOE(株主資本配当率)を採用し、この水準を2.5%(直近5年平均)から3.0%へ引き上げていくという。自己株取得の実施についてはROEやPBRなどを総合的に検討し判断するとした。この発表が材料視された。

■サンケン電気 <6707>  6,527円   +89 円 (+1.4%)  本日終値
 サンケン電気<6707>が3日続伸。同社は20日、台湾積体電路製造(TSMC)の技術を活用したマイクロ・コントローラー・ユニット(MCU)の開発に成功したと発表。拡販を期待した買いが株価の支えとなったようだ。TSMCの22ナノメートル(ナノは10億分の1)超低リーク(22ULL)プロセスと、抵抗性ランダムアクセスメモリー(RRAM)技術などをもとに開発したMCUを、パワー制御システム用デバイスに搭載。製品の量産は今年10~12月期に開始する予定。高効率で先進的なパワー制御システムを実現し、顧客への最適なソリューション提供につなげる。

■INPEX <1605>  1,901.5円   +22 円 (+1.2%)  本日終値
 INPEX<1605>やENEOSホールディングス<5020>は堅調。19日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の3月限が前日比0.40ドル高の1バレル=72.25ドルと上昇した。ロシア南部のクロポトキンスカヤ送油管がウクライナによるドローン攻撃を受けたことに対しプーチン大統領は19日、西側諸国も関与している可能性がある、との見解を示した。これを受け、ウクライナとの停戦交渉に不透明感が台頭し、ロシア産原油の供給増への期待が後退した。また、西側諸国の石油大手による同送油菅経由の原油供給にも影響が出ているとみられ、原油市場の需給引き締まりが意識された。

■TBSホールディングス <9401>  4,349円   +43 円 (+1.0%)  本日終値
 TBSホールディングス<9401>が反発。19日、オーストラリアでテレビ番組の制作・配信を手掛けるEndemol Shine Australia(ESA)とグローバルパートナーシップを締結したと発表。株価の支援材料となったようだ。ESAは世界最大級のエンターテインメントコンテンツグループであるBanijay Entertainmentの一員。「風雲!たけし城」や「Ninja Warrior」などで国際的な実績を持つTBSHDは、国際エミー賞など多くの賞を受賞してきたESAの独自のクリエイティブアプローチを活用。海外展開の強化につなげる。

■マツキヨココ <3088>  2,342.5円   +20 円 (+0.9%)  本日終値
 マツキヨココカラ&カンパニー<3088>や日本スキー場開発<6040>が堅調推移。日本政府観光局が19日に発表した1月の訪日外客数(推計)は378万1200人となった。前年同月比で40.6%増となり、これまでの単月としての過去最高であった昨年12月(348万9800人)を大幅に上回った。インバウンド関連株の一角には、業績押し上げ効果を意識した買いを誘う形となったようだ。旧正月(春節)が今年は1月となり、アジアからの旅行需要が高まった。ウィンタースポーツ需要によりオーストラリアや米国などを中心に前年同月比で旅行者数が伸びたことも押し上げ要因となった。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。