話題株ピックアップ【夕刊】(1):資生堂、日ヒュム、太陽HD
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■資生堂 <4911> 2,669円 +308 円 (+13.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 資生堂<4911>が後場に急騰。英ロンドンの投資会社インディペンデント・フランチャイズ・パートナーズが資生堂の株式について、新たに5%を超えて保有していたことが明らかとなり、思惑視した買いを誘ったようだ。19日に提出された大量保有報告書によると、保有比率は5.20%。保有目的の項目には「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこともありうる」と記載。報告義務発生日は12日となっている。 ■日本ヒューム <5262> 1,885円 +130 円 (+7.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位 日本ヒューム<5262>の上げ足鮮烈、今月12日以来約1週間ぶりに上場来高値を更新した。ヒューム管やコンクリートパイルなどコンクリート2次製品を手掛け、国土強靱化や電線地中化の関連有力株として折に触れマーケットの視線を集めてきたが、直近では1月28日に埼玉県八潮市の県道で起こった道路陥没事故を受け、水道インフラの再構築で貢献が期待される関連最右翼として投資資金が流入している。都道府県が管理する大規模な下水道管の老朽化が進んでおり、耐用年数を超過している管路が今後20年間で12倍に膨らむとの試算もでており、社会の安全を確保するための喫緊の課題として早急な対応が求められる状況となっている。同社株は足もとの業績も好調で、7日に発表した24年4~12月期決算では営業利益が前年同期比2.5倍の20億2200万円と通期計画の19億円を上回った。テーマ性だけでなく良好なファンダメンタルズも短期筋の買い攻勢を後押ししているもようだ。 ■太陽ホールディングス <4626> 4,100円 +270 円 (+7.1%) 本日終値 太陽ホールディングス<4626>は大幅反発。香港を拠点とする投資ファンドのオアシス・マネジメントが18日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、太陽HD株の保有割合が8.00%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて思惑的な買いが入った。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」とし、「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としている。報告義務発生日は2月10日。 ■東洋水産 <2875> 9,302円 +607 円 (+7.0%) 本日終値 東洋水産<2875>が大幅高で3連騰。投資会社の日本グローバル・グロース・パートナーズ・マネジメント(NHGGP)が東洋水に対し株主還元の強化を求めていることが19日に明らかとなり、材料視されたようだ。同日、NHGGPはホームページにおいて資料を公表した。このなかでNHGGPは、卓越した事業運営と市場での株価ディスカウントの解消に向けた解決策を取締役会は策定すべきだと主張したうえで、「このギャップは非効率な資本配分と見劣りする株主還元方針によって引き起こされている」などと指摘。発行済み株式の17%を上限とする一時的な自社株買いの実施とともに、次期中期経営計画において、配当性向40%と純利益の15%に相当する自社株買いを毎年実施すべきだとの考えを表明している。更に、冷蔵倉庫事業からの撤退の検討などに向け、戦略検討委員会を設置することも提案している。NHGGPは東洋水の株式の約4%を保有しているという。 ■サッポロHD <2501> 7,899円 +495 円 (+6.7%) 本日終値 サッポロホールディングス<2501>が大幅続伸。シンガポールに拠点を置く投資ファンドの3Dインベストメント・パートナーズが18日、サッポロHDに対し、株主総会で議決権行使をするうえで十分な情報を得られるように、公開書簡を提出したと発表した。このなかで同社の資本規律の不備について改めて懸念を表明したうえで、過去の大型買収案件について、企業価値の向上につながると確信した根拠や、減損損失の防止に向けて講じた措置などに関する質問を実施。回答を28日までに実施して公開するように求めた。3Dインベスト側は、不動産事業の実質的な売却を予定するサッポロHDの資本規律の欠如が解消されないままでは、過去の資本配分の失敗が繰り返される可能性が高いと主張している。株主側の圧力によって、サッポロHDの経営改革が進むとの期待が膨らみ、買いが集まったようだ。 ■ニデック <6594> 2,780.5円 +130 円 (+4.9%) 本日終値 ニデック<6594>は5日ぶりに急反発した。18日の米株式市場で、サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューターの株価が急騰しており、これにツレ高する格好となったようだ。ニデックのサーバー用水冷モジュールは、スーパー・マイクロ・コンピューターに採用されている。スーパー・マイクロ・コンピューターは米証券取引委員会(SEC)に対し、年次報告(10-k)の提出を延期している。提出期限の2月25日が迫るなか、前週に期限までの提出が行われる予定だと開示。更に26年度の売上高が400億ドルに達する可能性について言及していた。連休明けの18日において、市場では同社が年次報告を期限内に提出するとの期待が高まったほか、今後の事業の成長を見込んだ買いも集めて急騰したとみられている。 ■扶桑化学工業 <4368> 3,615円 +115 円 (+3.3%) 本日終値 扶桑化学工業<4368>が大幅続伸。18日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を680億円から694億円(前期比17.7%増)へ、営業利益を135億円から160億円(同44.4%増)へ、純利益を91億5000万円から111億円(同33.0%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を35円から38円へ引き上げたことが好感された。半導体市場向け製品の販売が好調に推移したことに加えて、想定よりも為替レートが円安に推移したことが売上高・利益を押し上げた。なお、年間配当予想は73円(前期66円)となる。 ■コニシ <4956> 1,246円 +29 円 (+2.4%) 本日終値 コニシ<4956>が続伸。18日の取引終了後、25年3月期の期末配当予想を16円50銭から21円50銭に増額修正したことが好感された。9月25日に設立100周年を迎えることから記念配当5円を実施する。なお、年間配当予想は38円となる。同時に、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、25年3月期に投資有価証券売却益3億9700万円を特別利益として計上すると発表しており、これも好材料視されたようだ。 ■日本電気硝子 <5214> 3,576円 +76 円 (+2.2%) 本日終値 日本電気硝子<5214>が4日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「次世代半導体の仕上げ工程で実用化が期待されているガラス基板を開発する」と報じられており、好材料視されたようだ。記事によると、一辺が600ミリメートルの世界最大級の角型基板を開発し、28年度までに販売を始めるという。基板材料は現在、樹脂が使用されているが、絶縁性能や耐熱性能に優れるガラスに変える研究も進められていることから、省電力性能や良品率の向上を目指す半導体メーカーなどに採用を呼びかけるとしている。 ■ロート製薬 <4527> 2,349円 +50 円 (+2.2%) 本日終値 ロート製薬<4527>が5日ぶりに反発。この日、音声バイオマーカー技術に強みを持つPST(横浜市中区)と資本・業務提携を締結したと発表しており、好材料視された。PSTが開発した「音声バイオマーカー技術」は、言葉になる前の非言語情報を解析することで、従来の方法では捉えにくかった微細な心身の健康状態や感情の変化を検出することができるというもの。日常会話から非侵襲的かつ簡便に心身の健康状態や変調を客観的にチェックできるため、ユーザーに負担をかけることなく心身の健康状態を簡易的に捉える技術として、社会課題であるメンタルヘルス領域を中心に製品・サービスをさまざまな形で展開する。なお、同件が25年3月期業績に与える影響は軽微としている。 株探ニュース