米外為市場サマリー:低調な米小売売上高を受け一時152円00銭台まで軟化
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14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円31銭前後と前日と比べて50銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円83銭前後と同7銭程度のユーロ安・円高だった。 この日に米商務省が発表した1月の小売売上高は前月比0.9%減となり、上方修正された24年12月(0.7%増)から減少に転じた。また、自動車・同部品を除く前月比も0.4%減と弱含んだ。消費の減速が示されたことで米利下げ観測が再び広がるなか、米長期金利の低下とともにドル売りが流入。前日にトランプ米政権が相互関税の即時発動を見送ったことでインフレ加速への過度な警戒感が和らいでいることもドル売り・円買いにつながり、ドル円相場は一時152円03銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったものの、米国では17日がプレジデントデーの祝日で3連休となる週末とあって積極的な売買は手控えられ戻りは鈍かった。一方、ロシアとウクライナの停戦交渉が進むとの見方を背景に、ユーロが対ドルで買われた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0492ドル前後と前日に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS