前週末14日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

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材料

■寺崎電気 <6637>  2,687円 (+223円、+9.1%)

 寺崎電気産業 <6637> [東証S]が急反発。同社は2月13日大引け後(15:45)に決算を発表、25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.1%増の43.3億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の26円→31円(前期は36円)に増額修正しており、好感されたようだ。

■ムゲンE <3299>  2,054円 (+170円、+9.0%)

 ムゲンエステート <3299> [東証S]が3日続急伸。同社は14日午後2時ごろ、25年12月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比13.9%増の109億6100万円としていることや、年間配当計画を前期比8円増配の112円としていることが好感されたようだ。売上高は同29.8%増の806億9400万円を見込む。主力事業の買取再販事業では、人材の育成及び営業システムの導入で営業生産性を向上するとともに、営業チャネルの拡充と取り扱いアセットの多様化により事業領域を広げることで、更なる強化と成長を図るとしている。また、あわせて第3次中期経営計画を新たに策定したことも発表。最終年度となる27年12月期の数値目標として、連結売上高1057億1200万円(24年12月期実績は621億8700万円)、連結営業利益144億2800万円(同96億2300万円)を掲げている。

■JBS <5036>  1,025円 (+82円、+8.7%) 一時ストップ高

 日本ビジネスシステムズ <5036> [東証S]が続急伸、一時ストップ高となった。同社は2月13日大引け後(15:30)に決算を発表、25年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比69.2%増の19.4億円に拡大し、通期計画の55億円に対する進捗率は35.4%に達し、さらに前年同期の25.1%も上回ったことで好感されたようだ。

■ソニーG <6758>  3,705円 (+295円、+8.7%)

 ソニーグループ <6758> [東証P]が続急伸。13日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上高予想を従来の見通しから4900億円増額して13兆2000億円(前期比1.4%増)、最終利益予想を1000億円増額して1兆800億円(同11.3%増)に引き上げた。過去最高益を更新する見通し。また、取得総数3000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.50%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いの実施も発表しており、これらを評価した買いが集まったようだ。金融分野とゲーム&ネットワークサービス分野の収益が上振れする。株式評価益の計上や、子会社の解散などに伴う税金費用の減少も利益を押し上げる要因となる。自社株の取得期間は2月14日から5月14日。4-12月期の売上高は前年同期比8.2%増の10兆3268億2000万円、最終利益は同20.8%増の9438億7300万円だった。

■テレ東HD <9413>  3,680円 (+285円、+8.4%)

 テレビ東京ホールディングス <9413> [東証P]が急反発。同社は2月13日大引け後(15:50)に決算を発表、25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.4%減の62.4億円に減ったが、通期計画の74億円に対する進捗率は84.3%となり、5年平均の84.1%とほぼ同水準だった。同時に、今期の年間配当を従来計画の80円→90円(前期は80円)に増額修正しており、好感されたようだ。

■イトーキ <7972>  1,759円 (+135円、+8.3%)

 イトーキ <7972> [東証P]が6日続急伸。同社は2月13日大引け後(15:30)に決算を発表、24年12月期の連結経常利益は前の期比16.9%増の100億円になり、25年12月期も前期比15.0%増の115億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。これで4期連続の増収、6期連続増益になる。

■セーフィー <4375>  784円 (+59円、+8.1%)

 セーフィー <4375> [東証G]が急反発。同社は2月13日大引け後(15:30)に決算を発表、24年12月期の連結経常損益は6.2億円の赤字(前の期は11.1億円の赤字)に赤字幅が縮小したことで好感されたようだ。これで6期連続の赤字となった。なお、25年12月期の業績見通しについては売上高(184億円)、配当(無配)以外は開示しなかった。

■酉島 <6363>  2,447円 (+183円、+8.1%)

 酉島製作所 <6363> [東証P]が3日続急伸。同社は2月13日大引け後(15:30)に決算を発表、25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比24.9%減の24.3億円に減り、通期計画の55億円に対する進捗率は44.2%にとどまったものの、5年平均の35.6%を上回ったことで好感されたようだ。

■コクヨ <7984>  2,853.5円 (+184円、+6.9%)

 コクヨ <7984> [東証P]が3日続急伸。14日正午、24年12月期の連結決算発表にあわせ、自社株買いの実施と今期増配計画を公表し、評価されたようだ。同社は取得総数850万株(自己株式を除く発行済み株式総数の7.5%)、取得総額200億円を上限とする自社株買いを4月16日から12月31日の間に実施する。また、前期の期末配当を従来の予想から1円増額して39円(前期の年間配当は77円)としたうえで、25年12月期の年間配当予想は91円(前期比14円増配)とした。今期の売上高予想は前期比8.2%増の3660億円、経常利益予想は同0.4%増の245億円、最終利益予想は同7.7%減の201億円とした。

■フクシマガリ <6420>  2,770円 (+167円、+6.4%)

 フクシマガリレイ <6420> [東証P]が4日続急伸。同社は2月13日大引け後(16:00)に決算を発表、25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.5%増の121億円に伸び、通期計画の135億円に対する進捗率は89.4%に達し、5年平均の69.4%も上回ったことで好感されたようだ。

■オープンH <3288>  5,406円 (+317円、+6.2%)

 オープンハウスグループ <3288> [東証P]が3日続急伸。同社は2月13日大引け後(15:30)に決算を発表、25年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比7.4%増の346億円に伸び、10-3月期(上期)計画の582億円に対する進捗率は59.5%に達し、5年平均の52.2%も上回ったことで好感されたようだ。

■グリーンズ <6547>  2,465円 (+130円、+5.6%)

 グリーンズ <6547> [東証S]が続急伸。同社は2月13日大引け後(15:30)に決算を発表、25年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比13.5%増の38.5億円に伸び、通期計画の44億円に対する進捗率は87.7%に達し、さらに前年同期の70.4%も上回ったことで好感されたようだ。。

■エレコム <6750>  1,621円 (+81円、+5.3%)

 13日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は44%増益」が好感された。
 エレコム <6750> [東証P] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.7%減の92.8億円に減り、通期計画の139億円に対する進捗率は66.8%にとどまり、5年平均の76.1%も下回った。

■KPPGHD <9274>  684円 (+34円、+5.2%)

 KPPグループホールディングス <9274> [東証P]が続急伸。同社は2月14日朝(08:00)に決算を発表、25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22.8%減の59.4億円に減った。同時に、今期の年間配当を従来計画の32円→34円(前期は22円)に増額修正しており、こちらが好感されたようだ。

■アシックス <7936>  3,518円 (+167円、+5.0%)

 アシックス <7936> [東証P]が5日続急伸。14日午後1時ごろ、25年12月期連結業績予想について売上高を前期比15.0%増の7800億円、営業利益を同19.9%増の1200億円と発表。売上高、営業利益とも前期に続き過去最高を更新する見通しを示しており、これを好感した買いが入った。主力のパフォーマンスランニングを軸に更なる成長を見込み、規律ある販管費コントロールで収益性の向上を目指す。配当予想は26円とした。同時に発表した24年12月期決算は売上高が前の期比18.9%増の6785億2600万円、営業利益が同84.7%増の1001億1100万円だった。あわせて700万株を上限とする自社株買いと、2500万株の自社株消却を実施すると発表した。

■MIXI <2121>  3,795円 (+175円、+4.8%)

 MIXI <2121> [東証P]が大幅高で4日続伸。連日で昨年来高値を更新した。13日取引終了後、25年3月期の連結業績予想について売上高を1470億円から1530億円(前期比4.2%増)へ、営業利益を185億円から265億円(同38.2%増)へ、純利益を120億円から175億円(同2.5倍)へ上方修正した。これを好感した買いが入った。スポーツセグメントの各事業が計画を上回って軒並み好調に推移していることに加えて、投資セグメントでタイミー <215A> [東証G]株式の売却益を計上したことなどが要因。また、デジタルエンターテインメントセグメントで想定以上のコスト効率化が進んでいることも寄与する。同時に発表した第3四半期累計(24年4-12月)決算は、売上高1103億5200万円(前年同期比4.9%増)、営業利益170億3000万円(同62.6%増)、純利益104億1600万円(同2.2倍)だった。スポーツセグメントが千葉ジェッツやTIPSTARの売り上げ増に加え、アリーナの売り上げが加わり好調。一部ゲームからの撤退でデジタルエンターテインメントセグメントの採算も改善した。

■アルファP <9467>  1,106円 (+41円、+3.9%)

 アルファポリス <9467> [東証G]が大幅高で4日続伸。13日の取引終了後、25年3月期の単体業績・配当予想を増額修正しており、好感された。今期の売上高予想は従来の見通しから15億円増額し131億円(前期比26.8%増)、最終利益予想は3億6000万円増額して19億2000万円(同36.8%増)に見直した。期末一括配当予想は3円増額の14円(前期は無配)とした。ライトノベルなどを手掛ける電子書籍販売において、キャンペーンの実施や拡販施策が奏功した。アニメ化タイトルや新作シリーズの販売も好調に推移しており、業績予想を見直した。4-12月期の売上高は前年同期比25.6%増の96億9000万円、最終利益は同35.8%増の14億4900万円だった。

※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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