グロームHD、今期経常を一転赤字に下方修正
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グローム・ホールディングス <8938> [東証G] が2月14日大引け後(15:40)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は4400万円の赤字(前年同期は1億6100万円の赤字)に赤字幅が縮小した。 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の1億3400万円の黒字→7800万円の赤字(前期は1億9200万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億2600万円の黒字→8600万円の赤字(前年同期は6800万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は5200万円の赤字(前年同期は3700万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-11.8%→-12.4%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当社グループの医療関連事業のうち、ホスピス住宅事業、医療器機等販売事業、医療ツーリズム事業、オンライン診療事業については、前事業年度に立ち上げた新規事業になりますが、営業不振や稼働の遅れなどの影響により、当初計画どおりに進捗せず、グローム・マネジメント株式会社をはじめとする連結子会社4社の医療関連事業の売上は、当初業績予想2,309百万円に対し、最新の見込みでは1,862百万円となり、約19%の減少となる見通しです。これにより、連結売上高は当初業績予想を下回る見通しです。 また、営業利益、経常利益についても、売上の未達に加えて新規事業に伴う採用費等人件費、システム導入費等の固定費用の発生や、連結子会社である福山医療器株式会社の本店移転に伴う想定外の費用が発生したことなどが影響し、当初業績予想を下回る見込みです。 一方で、2025年1月17日付の適時開示「特別利益(債権回収益)の計上に関するお知らせ」にてお知らせいたしました、当社における特別利益150百万円を第4四半期に計上する予定です。これらの影響を反映し、親会社株主に帰属する当期純利益についても、上記のとおり業績予想の修正をいたします。なお、今回の業績予想の修正に伴う配当予想の修正はございません。※上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、その達成を約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績は、今後のさまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。