GW、今期最終を一転赤字に下方修正

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決算

 グローバルウェイ <3936> [東証G] が2月14日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は3億6600万円の赤字(前年同期は7400万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の5700万円の黒字→4億0800万円の赤字(前期は1億9900万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の3億9400万円の黒字→7100万円の赤字(前年同期は2億1300万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は2900万円の赤字(前年同期は8800万円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-19.1%→3.0%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)セグメント売上高について1 プラットフォーム事業売上高において、クライアントのAI やDX 推進を支援する取り組みが受注に繋がり計画値の達成に向けて進捗しております。2 セールスフォース事業売上高において、前期受注した大規模プロジェクトのトラブル対応により、人的資源を集中的に投下することになり、売上の減少となりました。加えて営業活動が手薄となったことで案件受注が減少しております。3 メディア事業売上高において、度重なるGoogle コアアップデートによる影響により、キャリコネ登録サイトへの流入数が、昨年対比約50%減少となりました。流入数について減少に歯止め対策としてSEO 対策を実施、また送客先の新規開拓やの送客数の増加などで売上の回復を目指しましたが、十分な効果が得られず現収となる見込みです。4 リクルーティング事業売上高においては、主力領域である外資IT およびコンサル企業への候補者確保に苦戦したことや採用コンサルタントを人員補強し売上獲得を目指しましたが、新規コンサルタントによる決定創出に想定以上に時間を要し計画値を未達となる見込みです。5 シェアリング事業売上高においては、ライブエンターテイメント業であるTikTokLive 事務所業がライバー所属数増加により好調に推移し、またコンサルティング業では、大手通信会社を筆頭に、案件受注が好調に推移しております。(2) セグメント利益について1 プラットフォーム事業セグメント利益において、ケイパビリティの拡大やプロパー社員の増員目標から外注費や人件費が計画値より増加したことで減益となる見通しです。2 セールスフォース事業セグメント利益において、前期受注した大規模プロジェクトのトラブルが発生し解約違約金の交渉を進捗状況に照らして受注先に確認してきました。解約金が想定していた受注額を大きく下回る見通しとなり、プロジェクト収支が大幅に悪化しました。また、同プロジェクトのトラブルへの対応により外注費を含む人的資源を集中的に投下したことでコストが大きく膨らんだことも重なり大幅な減益となる見通しです。3 メディア事業セグメント利益において、度重なるGoogle コアアップデートによる影響により、キャリコネ登録サイトへの流入が昨年対比約50%も減少と大きな影響となり、計画利益を達成すべくSEO 対策や送客数の増加、送客先の新規開拓を積極的に取り組みましたが、減益となる見通しです。4 リクルーティング事業セグメント利益において、事業基盤の強化として採用コンサルタントを人員補強し売上獲得を目指しましたが、人員増加に伴うコストが先行し期初の計画を大幅に下回る見通しになりました。5 シェアリング事業セグメント利益において、当初計画利益から売上高、セグメント利益も大幅な増加を予想しております。子会社への持ち分比率が低いことから親会社株主に帰属する当期純利益への影響は軽微となります。以上の理由から、2025年3月期通期業績予想につきましては、売上高および各利益項目を上記の通り修正させていただきます。※本資料に記載されている業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる可能性があります。

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