ホクト、今期経常を一転38%増益に上方修正、未定だった配当は50円実施
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ホクト <1379> [東証P] が2月14日後場(15:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の49.4億円に急拡大した。 併せて、通期の同利益を従来予想の46億円→65億円(前期は47.1億円)に41.3%上方修正し、一転して37.9%増益見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の52.3億円→71.3億円(前年同期は53.8億円)に36.3%増額し、一転して32.6%増益計算になる。 業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は50円(前期は50円)実施する方針とした。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比90.5%増の55.8億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の14.4%→16.9%に上昇した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 主力の国内きのこ事業におきまして、野菜全般が天候不順による収穫量の落ち込みで野菜相場が高値で推移したこと等により、きのこの単価も例年に比べ堅調に推移し、第3四半期の業績(特に営業利益)が予想以上であったことから、通期の業績予想を再度修正することといたしました。きのこの単価が堅調であることに加え、原材料費、電力費、燃料費等の製造原価が計画を下回る状況にあるため、営業利益、経常利益及び当期純利益は計画を大幅に上回る見込みとなりました。また、連結業績においても同様に、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は計画を上回る見込みとなりました。 これらの背景をもとに、2024年12月13日に公表いたしました2025年3月期通期の連結および個別の業績予想を修正することといたしました。 当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な政策と位置付けており、経営体質の強化ならびに今後の事業展開に備えるために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当の継続に努めることを基本方針としております。この基本方針を踏まえるとともに、前述の通期の業績予想の修正に記載の業績見通しを勘案し、2025年3月期の期末配当予想において、前期実施致しました記念配当5円を普通配当に振り替え1株当たり40円とし、年間配当予想を50円とすることといたしました。(注)上記業績予想及び期末配当予想の数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績及び配当等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。