話題株ピックアップ【昼刊】:ペプドリ、パークシャ、ライオン

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■ペプチドリーム <4587>  2,343.5円   +354 円 (+17.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 ペプチドリーム<4587>が続騰。13日の取引終了後、24年12月期の連結決算を発表した。売上高は前の期比62.6%増の466億7600万円、最終利益は同4.9倍の150億1400万円となった。大幅な増収増益でかつ、計画に対して上振れして着地した。25年12月期も増収で連続最高益更新の計画を示しており、見直し買いを誘う格好となった。前期は放射性医薬品領域のほか、ペプチド医薬品など非放射性医薬品領域で着実な進捗を重ねた。今期の売上高は前期比5.0%増の490億円、最終利益は同0.6%増の151億円を見込む。

■パークシャ <3993>  4,720円   +700 円 (+17.4%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 PKSHA Technology<3993>はストップ高。13日取引終了後に10~12月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比25.9%増の48億6400万円、純利益は同2.6倍の13億9500万円と急拡大。これを好感した買いが膨らんでいる。生成AIの出現に伴って同社の強みである自然言語処理技術の適応範囲が拡張し、パートナー企業からのニーズに対応したアルゴリズムソフトウエアの研究開発やソリューション案件が継続して増えているという。ソリューション案件の獲得やプロダクト販売の拡大に加え、M&A効果が寄与し全体を大きく押し上げた。

■ライオン <4912>  1,858.5円   +274.5 円 (+17.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 ライオン<4912>は急反発。13日取引終了後に25年12月期連結業績予想を発表し、売上高を前期比1.7%増の4200億円、営業利益を同23.3%増の350億円と発表した。配当予想も前期比3円増の30円とした。好調な見通しを好感した買いが入っている。同時に発表した24年12月期決算は売上高が前の期比2.5%増の4129億4300万円、営業利益が同38.4%増の283億8700万円だった。海外事業の好調が全体を牽引した。歯ブラシやボディーソープなどを手掛ける一般用消費財事業は減収となったものの、粗利率の改善や販管費の減少でセグメント利益は増加した。あわせて27年12月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高4500億円、営業利益400億円を目指す。

■TOPPAN <7911>  4,671円   +600 円 (+14.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 TOPPANホールディングス<7911>は急騰。13日取引終了後、25年3月期連結業績予想について純利益を700億円から800億円(前期比7.5%増)へ上方修正すると発表した。従来の減益予想から一転増益となる見通しを示しており、これをポジティブ視した買いを集めている。投資有価証券や固定資産の売却による特別利益が上振れするため。売上高、営業利益予想については従来予想から変更はない。

■川田テクノロジーズ <3443>  3,210円   +410 円 (+14.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 川田テクノロジーズ<3443>が急伸し3000円台に乗せた。13日の取引終了後、25年3月期の業績・配当予想の修正について開示した。今期の最終利益予想をこれまでの69億円から88億円(前期比16.7%増)に引き上げた。減益予想から一転して最終増益を予想する。更に、期末配当予想を従来の55円から85円に増額修正しており、物色人気化した。大型工事を中心に設計変更を想定以上に獲得し、原価低減も進展。採算性の改善に加えて、持ち分法適用会社において来期以降に予定していた収益が前倒しで計上される見込みとなった。通期の売上高予想は据え置いた。年間配当予想は130円で、前期の年間配当は1対3の株式分割前の水準で393円だった。4~12月期の売上高は前年同期比4.2%増の1009億8400万円、最終利益は同2.0倍の80億8700万円だった。

■日本ビジネスシステムズ <5036>  1,072円   +129 円 (+13.7%) 一時ストップ高   11:30現在
 13日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は69%増益で着地」が好感された。
 日本ビジネスシステムズ <5036> [東証S] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比69.2%増の19.4億円に拡大し、通期計画の55億円に対する進捗率は35.4%に達し、さらに前年同期の25.1%も上回った。

■サイボウズ <4776>  3,165円   +347 円 (+12.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 13日に決算を発表。「今期経常は59%増で3期連続最高益、10円増配へ」が好感された。
 サイボウズ <4776> [東証P] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期の連結経常利益は前の期比49.1%増の53.3億円に伸び、従来予想の42.9億円を上回って着地。25年12月期も前期比59.2%増の84.9億円に拡大を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。12期連続増収、3期連続増益になる。

■三菱鉛筆 <7976>  2,521円   +264 円 (+11.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 13日に決算を発表。「今期経常は6%増で3期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は2円増配へ」が好感された。
 三菱鉛筆 <7976> [東証P] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期の連結経常利益は前の期比0.5%増の129億円になり、従来予想の120億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。25年12月期も前期比5.8%増の137億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を44円→46円(前の期は40円)に増額し、今期も前期比2円増の48円に増配する方針とした。
 同時に発表した「特別株主優待を実施」も買い材料。
 特別株主優待を実施。25年6月末時点で100株以上かつ1年以上保有者、および26年6月末時点で100株以上かつ1年以上保有者にそれぞれLAMY社の万年筆、インク、ノートを贈呈する予定。
 同時に発表した「1.73%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の1.73%にあたる100万株(金額で27億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月14日から7月29日まで。取得した自社株は8月25日付で全て消却する。

■ソニーグループ <6758>  3,759円   +349 円 (+10.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 ソニーグループ<6758>が急騰し、上場来高値を更新した。13日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上高予想を従来の見通しから4900億円増額して13兆2000億円(前期比1.4%増)、最終利益予想を1000億円増額して1兆800億円(同11.3%増)に引き上げた。過去最高益を更新する見通し。また、取得総数3000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.50%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いの実施も発表しており、これらを評価した買いが集まったようだ。金融分野とゲーム&ネットワークサービス分野の収益が上振れする。株式評価益の計上や、子会社の解散などに伴う税金費用の減少も利益を押し上げる要因となる。自社株の取得期間は2月14日から5月14日。4~12月期の売上高は前年同期比8.2%増の10兆3268億2000万円、最終利益は同20.8%増の9438億7300万円だった。

■セーフィー <4375>  795円   +70 円 (+9.7%)  11:30現在
 13日に発表した「AIによる交通量解析サービスを譲受」が買い材料。

■クオリプス <4894>  5,250円   +415 円 (+8.6%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「今期経常を赤字縮小に上方修正」が好感された。
 クオリプス <4894> [東証G] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は6億円の赤字(前年同期は5億円の赤字)に赤字幅が拡大した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の9.8億円の赤字→7.5億円の赤字(前期は6.2億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

■寺崎電気産業 <6637>  2,675円   +211 円 (+8.6%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「今期経常を24%上方修正、配当も5円増額」が好感された。
 寺崎電気産業 <6637> [東証S] が2月13日大引け後(15:45)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.1%増の43.3億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の26円→31円(前期は36円)に増額修正した。

■アドベンチャー <6030>  4,120円   +315 円 (+8.3%)  11:30現在
 13日に決算を発表。「上期最終が46%増益で着地・10-12月期も2.1倍増益」が好感された。
 アドベンチャー <6030> [東証G] が2月13日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結最終利益は前年同期比46.0%増の8.7億円に拡大し、通期計画の15.5億円に対する進捗率は56.1%となり、4年平均の55.0%とほぼ同水準だった。

■MIXI <2121>  3,890円   +270 円 (+7.5%)  11:30現在
 MIXI<2121>が大幅高。連日で昨年来高値を更新した。13日取引終了後、25年3月期の連結業績予想について売上高を1470億円から1530億円(前期比4.2%増)へ、営業利益を185億円から265億円(同38.2%増)へ、純利益を120億円から175億円(同2.5倍)へ上方修正した。これを好感した買いが入っている。スポーツセグメントの各事業が計画を上回って軒並み好調に推移していることに加えて、投資セグメントでタイミー<215A>株式の売却益を計上したことなどが要因。また、デジタルエンターテインメントセグメントで想定以上のコスト効率化が進んでいることも寄与する。同時に発表した第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高1103億5200万円(前年同期比4.9%増)、営業利益170億3000万円(同62.6%増)、純利益104億1600万円(同2.2倍)だった。スポーツセグメントが千葉ジェッツやTIPSTARの売り上げ増に加え、アリーナの売り上げが加わり好調。一部ゲームからの撤退でデジタルエンターテインメントセグメントの採算も改善した。

■アルファポリス <9467>  1,144円   +79 円 (+7.4%)  11:30現在
 アルファポリス<9467>が大幅高で4日続伸し、昨年来高値を更新した。13日の取引終了後、25年3月期の単体業績・配当予想を増額修正しており、好感された。今期の売上高予想は従来の見通しから15億円増額し131億円(前期比26.8%増)、最終利益予想は3億6000万円増額して19億2000万円(同36.8%増)に見直した。期末一括配当予想は3円増額の14円(前期は無配)とした。ライトノベルなどを手掛ける電子書籍販売において、キャンペーンの実施や拡販施策が奏功した。アニメ化タイトルや新作シリーズの販売も好調に推移しており、業績予想を見直した。4~12月期の売上高は前年同期比25.6%増の96億9000万円、最終利益は同35.8%増の14億4900万円だった。

■Amazia <4424>  382円   +80 円 (+26.5%) ストップ高   11:30現在
 Amazia<4424>がストップ高まで買われている。同社は13日取引終了後、海外向けに日本のエンタメ玩具を販売する越境ECサービス「Fandom Tokyo」を2月下旬にも開始すると発表。期待感が高まるかたちとなっているようだ。「Fandom Tokyo」では、特に海外で人気の高い日本のトレーディングカード、フィギュア、プラモデル、缶バッジ、ぬいぐるみなどを北米や欧州を中心に販売する予定。また、将来的には既存のマンガアプリ事業で注力しているオリジナル作品のグッズを販売し、シナジーにつなげるとしている。なお、同時に公表した25年9月期第1四半期(24年10~12月)の連結決算は、売上高が7億5000万円(24年9月期第4四半期から連結決算に移行したため前年同期との比較なし)、営業損益は1億1400万円の赤字だった。

■Laboro.AI <5586>  1,463円   +300 円 (+25.8%) ストップ高   11:30現在
 Laboro.AI<5586>は急伸。13日取引終了後に10~12月期単独決算を発表。売上高は前年同期比53.1%増の5億1300万円、営業利益は同6.4倍の1億2100万円だった。堅調な顧客のDX投資需要を捉え新規顧客を獲得したほか、既存顧客との継続プロジェクトや新たなテーマでのプロジェクトの獲得も進捗した。好調な決算内容を好感した買いが集まっている。

■レントラックス <6045>  940円   +150 円 (+19.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 レントラックス<6045>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の940円でカイ気配となった。13日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算の発表にあわせ、株主優待制度を導入すると開示した。毎年3月末日と9月末日時点で100株以上を保有する株主を対象として、デジタルギフトを5000円分、年2回贈呈するという。これを受け、優待狙いの個人投資家による買いが集まったようだ。4~12月期の売上高は前年同期比19.1%増の28億7600万円、最終利益は同92.9%増の5億8800万円だった。

●ストップ高銘柄
 レナサイエンス <4889>  1,525円   +300 円 (+24.5%) ストップ高   11:30現在
 HOUSEI <5035>  577円   +80 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 トライト <9164>  401円   -80 円 (-16.6%) ストップ安   11:30現在
 セグエグループ <3968>  569円   -100 円 (-14.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 新東 <5380>  2,390円   -700 円 (-22.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 note <5243>  1,909円   -500 円 (-20.8%) ストップ安売り気配   11:30現在
 和心 <9271>  480円   -100 円 (-17.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、5銘柄

株探ニュース

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