フーディソン、今期経常を一転16%減益に下方修正
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フーディソン <7114> [東証G] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.3%増の1億5600万円に伸びた。 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の3億2000万円→1億6500万円(前期は1億9600万円)に48.4%下方修正し、一転して15.8%減益見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億3500万円→8000万円(前年同期は1億4500万円)に66.0%減額し、一転して44.8%減益計算になる。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比29.0%減の7100万円に減り、売上営業利益率は前年同期の5.5%→3.7%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 ・売上高に関してBtoBコマースサービスのアクティブユーザー数およびARPUは前年比増加したものの、当初計画を下回る見通しです。また、HRサービスでは採用および育成の強化に伴い生産性が低下した影響を受け、売上高は前回発表した業績予想を下回る見込みです。BtoBコマースサービスでは、営業力強化を目的としたグロースチームの組成や、商品ラインナップ拡充を目的とする三菱食品との商品連携を開始し、今後の成長を見込んでおります。しかし、これらの施策が当初計画より遅れ、第3四半期からの取り組みとなったため、当期業績への寄与は限定的となる見込みです。HRサービスにおいては、計画どおりの人員増強を達成したものの、採用した人員の育成および体制構築が想定以上に遅れたことで、サービス全体の生産性を押し下げる結果となりました。現在、マネジメントおよび育成体制の立て直しを図り、生産性向上に向けた施策を進めております。・各利益の関してBtoBコマースサービスおよびHRサービスにおいて、さらなる成長に向けた先行投資を実施したことに加え、株主優待実施費用の計上を見込むため、各利益は前回発表の業績予想を下回る見込みです。BtoBコマースサービスでは、成長加速を目的に人員採用および広告宣伝費の増額を行いましたが、現時点では先行投資段階にあり、効果の発現には時間を要しております。HRサービスにおいても、人員増強およびそれに伴う追加的な広告宣伝費の投資を行いましたが、売上高成長への貢献が遅延し、利益率が低下しております。以上の結果、前回業績予想を下回ることから上記の通り2025年3月期通期連結業績予想を修正いたします。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。