エイベックス、今期最終を60%下方修正

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決算

 エイベックス <7860> [東証P] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比50.0%増の21.5億円に拡大した。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の45億円→18億円(前期は9.8億円)に60.0%下方修正し、増益率が4.6倍→82.4%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の28.6億円の黒字→1.6億円の黒字(前年同期は14.7億円の赤字)に94.1%減額した計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は5.2億円の黒字(前年同期は10.2億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-2.0%→2.4%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 音楽事業セグメントにおいて、一部の取引先に対する売上債権に対して貸倒引当金繰入額を計上したこと、その他事業セグメントにおける、アジア・中東地域での事業において期初に想定していた大型案件の獲得の未達や現地における収益が減少したこと等により、営業利益および親会社株主に帰属する当期純利益が予想を下回る見込みです。これらの業績動向を踏まえ、当社取締役会は、事業環境の変化に対応するため、抜本的に事業ポートフォリオを見直し、非効率な事業からの撤退や縮小を検討するとともに、コスト構造・ガバナンス体制の改善に努めてまいります。加えて、中期経営計画「avex vision 2027」で掲げているIP創出については、より一層加速させ、新たなテクノロジーと組み合わせたIP創出も進めてまいります。また、音楽の出版権や原盤権といった事業に関連する権利においては、より一層戦略的な投資を実現し、当社のIPとのシナジーを促進することを検討しております。なお、これらの詳細については後日公表する予定です。期末配当予想については、「利益配分に関する基本方針」(連結配当性向35%以上、1株当たりの年間配当金の最低水準50円)に基づき、本件業績予想の修正による見直しは行いません。※業績予想に関する注意事項本資料に記載されている業績予想に関する記述は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、潜在的なリスクや不確実性を含んでおります。特に当社グループの事業領域は、一般的な経済状況以外にも業績に影響を与えうる要因が数多く存在しているため、実際の業績が記載の予想数値と異なる可能性があります。

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