ソラコム、今期経常を30%下方修正
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ソラコム <147A> [東証G] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比86.9%減の8300万円に大きく落ち込んだ。 併せて、通期の同利益を従来予想の9億1300万円→6億4000万円(前期は6億3800万円)に29.9%下方修正し、増益率が43.1%増→0.3%増に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8億1400万円→5億4100万円(前年同期は4億3700万円)に33.5%減額し、増益率が86.3%増→23.8%増に縮小する計算になる。 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は1600万円の赤字(前年同期は4億3100万円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の18.0%→1.0%に急低下した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 <連結業績予想修正の理由>売上高については、課金アカウント数(注1)やARPA(注2)が継続的に伸びたことにより、リカーリング収益(プラットフォーム利用料)は好調に推移しているものの、大型案件の納期遅れが生じたことにより、前回業績予想比9.2%下回る見込みとなりました。また、売上高修正により、営業利益、経常利益は前回業績予想比でそれぞれ29.7%、29.8%減少し、親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券評価損を計上したことにより、前回業績予想比54.8%減となる見込みです。(注1)課金アカウント数は、1ヶ月の間にリカーリング収益が発生した口座数をいいます。同一の顧客企業等が部署や業務別に複数の口座を有する場合が含まれております。(注2) Average Revenue Per Accountの略称。1課金アカウントあたりの平均リカーリング収益を示す指標を意味します。<個別業績における前年実績値と個別業績予想値の間に差異が生じる見込みとなった理由>売上高は前期実績比 12.0%増となり、経常損益は黒字を確保する見込みです。最終損益については、投資有価証券評価損の計上による影響により、 192 百万円の当期純利益となる見通しです。